四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

梅びよりの三渓園俳句大会(その一)

2011-02-28 18:17:07 | 俳句
 二月最後の日曜日は温かな日和に恵まれて、三渓園観梅俳句大会が開かれました。生糸貿易で財をなした実業家 原三渓翁の元邸宅で国指定名勝の園です。翁の旧宅が再建され普段入れない豪華で瀟洒な「鶴翔閣」を句会場にお借りしました。この一年間お庭に遊ばれた方が投句をされその表彰があり、当日句会では俳句を生活習慣にしている老練の詩人140名からの投句がありました。全員で互選した当日句会の優秀作品をご紹介します。よく観察し足で稼いだうまい作品ぞろいですね。

☆横浜市長賞   梅日和坐れば眠くなるベンチ  加賀谷 巳左男
三渓園理事長賞 みな遠くなってしまいし春炉かな 山本 一歩
朝日新聞社賞  古民家の土間に居座る余寒かな  中村 百合
読売新聞社賞  一徹の武士の気迫を臥竜梅    銀林 晴生
毎日新聞社賞  小流れの音でこぼこに木芽時   大木 典子
産経新聞社賞  朱の橋を起点の水尾や春の鴨   横山 節子
神奈川新聞社賞 木の橋を六歩で終る梅日和    麻生 明
横浜横浜俳話会会長賞 加齢とは言わせぬ気骨臥竜梅 伊藤方恵
横浜俳話会賞  すれちがふ人に梅の香日の匂ひ  田近 栄一
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春一番きたる

2011-02-26 06:08:05 | 生かされて今日
 横浜に春到来を知らせる嵐の如き春一番が吹きました。ビルの狭間を歩くと身体を持って行かれそうになるほどです。
「春一番」はもともとは海に出る漁師さん達が使う言葉だったそうです。もちろん季語ですが、「春疾風(はるはやて)」とか「春嵐」とも云い強い南風です。
 大学入試の戦いのさなか、春の厳しい一面をも表しているようです。受験生諸君、試験に合格することが人生の目標ではありません。大企業に就職することがゴールではありません。階段のワンステップにすぎません。進学後をいかに生きるか、どう社会に貢献するのかがより大事なのです。
 結婚式の日、甘いカップルが誕生したようです。人生の山坂、ハードな嵐をも踏み越えて最高の絆を育ててください。
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募金してから運慶展だぁ!

2011-02-22 18:23:47 | 生かされて今日

 昨日のねずみ色のくもり日から、今日は一転お天道様の明るい一日となりました。しかし風は凍てつくようで日陰は底冷えがします。朝方の2時間、明るい社会づくり運動の街頭募金に自転車で参りました。京急の金沢文庫駅東口では、80歳を越える篤信の方々数名をまじえて募金を呼びかけました。
県立金沢文庫では現在「運慶展」が開催中で、そのお客様が多数階段を降りられて募金に応じていただき、普段よりも多くの浄財が集まりました。運慶さん有難うございました。

 募金終了後、称名寺から文庫へ様子を見にゆきますと、普段と違って受付に列ができています。写真の一団ではリーダーが入場前の説明をされています。奈良の東大寺南大門の金剛力士像で有名な運慶はさすがに大人気です。4年前に称名寺で発見された大威徳明王像は体内に収めてあった文書から運慶作と判定されたばかりです。
3月6日まで開催、65歳以上は入場料わずか100円、信じられますかぁ。阿字が池のまわりにイヌフグリが震えていました。
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今年の運勢やいかに(その二)

2011-02-21 05:30:04 | 生かされて今日
 今年の運勢はどうかなぁとプラス思考で遊んでみましょう。当たるも八卦、あたらずも八卦ですが、身構え、心構えは必要です。
釈尊の教えでは、人生は「無常」、上下に変化して当たり前。過去は過ぎ去り、未来はまだ来ていないのですから、今現在にこそ本気で一生懸命になるべしと。今の心身の行動が将来を創る因になります。

◎六白金星の方(昭和6,15,24,33,42,51,60年生れ) 最高の年です。周囲へ感謝して、自信を持って事に当たるべし。

○七赤金星の方 (昭和5,14,23,32,41,50,59年生れ) 八方ふさがりの年。良いか悪いか極端に出るそうです。周りの影響が出やすいので、我(エゴ)を出さずに。

○八白土星の方 (昭和4,13,22,31,40,49,58年生れ) 新しいことはしないで、今取り組んでいる事を完成させる年に。年長の方のアドバイスを聞くべし。交通事故に留意。

●九紫火星の方 (昭和3,12,21,30,39,48,57年生れ) 破壊と暗剣殺。お金が出る。むしろ財施を心がけて、ネバーマインド、心配するな。
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今年の運勢やいかに(その一)

2011-02-20 07:34:00 | 生かされて今日
 豆まきの節分の翌日、2月4日から平成23年(辛卯七赤金星・かのと う しちせききんせい)の運勢が始まるといいます。
九星(きゅうせい)の基準による今年の心構えを教えていただきました。生まれ年によっての吉兆を占う中国伝来の智恵です。暗闇の中を走るように何が起こるか判らない無常な人生です。ご参考にして良き果報を目指したいですね。
 1月1日から2月3日までに生まれた人はその前の星になります。方便の教えですが、私は四緑ですので今年はたのしみだー。

○一白水星の方(昭和2,11,20,29,38,47,56年生れ) 先祖供養をし、家族を大切に。
○二黒土星(昭和1,10,19,28,37,46,55年生れ) 自己の秘密が明らかになる年。謙虚にして印鑑に注意せよ。
●三碧水星(昭和9,18,27,36,45,54,63年生れ) 冬眠の年。陰徳・利他行を積め。
◎四緑木星(昭和8,17,26,35,44,53,62年生れ)後半特に良し。母心で他人の育成に当たれ。
○五黄土星(昭和7,16,25,34,43,52,61年生れ)何事にも積極的に。結婚よし。  
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お釈迦さま御入滅の日です

2011-02-16 00:03:56 | 生かされて今日
 今日15日は仏教徒の三大行事のひとつ「涅槃会(ねはんえ)」です。学説によりますと紀元前486年に釈尊はご入滅されたそうです。ヒマラヤの麓の小国の尊い皇太子でお子さんも一人(ラーフラ)を設けられましたが、生老病死の苦など人間の四苦八苦を乗り超えようと全てを捨てて出家されました。人間を救うための「大いなる放棄」といいます。それは即、私が揺るぎない幸せを掴むための放棄であり、私に人格完成をさせんがための涅槃であります。
 法華経には『衆生を度せんがための故に 方便して涅槃を現ず。しかも実には滅度せず 常にここに住して法を説く』とあり、肉眼では見えませんが私たちの身近に常時見護っておられるのです。見返りを求めないおゝ親の慈愛です。
 根本的な悟りに到達されたのは30才、以降50年に渡りおん足裏が板になるほどインド大陸を伝道されました。釈尊には得道の恩と伝道の恩とがございます。
日本には約千年かかって伝わり、聖徳太子のお陰様で法華経を骨格とした日本が創り上げられました。
 涅槃像、寝釈迦の絵にはいきとし生けるもの、人間や動物が悲しみに転げまわる様子が描かれております。齢80歳で最後のお言葉は次のとおりです。
『もろもろの事象はうつろい、無常である。放逸に堕することなく、修行を成就せよ』 南無妙法蓮華経
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雪のヨコハマ

2011-02-12 07:51:29 | 歌の花束
 横浜は春の雪で薄化粧の朝です。南関東のここは西から北に山の屏風がはられ、海に面していますのでめったに雪が降ることはありません。建国記念日の昨日から軽ろやかな春の雪が絶え間なく降り、今朝の雪景色となりました。春の雪は吉兆だそうです。

「新(あらた)しき年の初めの初春の
        今日降る雪のいやしけ吉事(よごと)」 
                  万葉集最後を飾る大伴家持のうた。

 「雪のうちに春はきにけり
        うぐひすの氷れる泪いまやとくらむ」
                 二条后(にじょうのきさき)

 「君がため春の野に出でて若菜つ
        むわが衣手に雪は降りつつ」 光孝天皇
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小沢決着に何年かかるのか

2011-02-11 22:25:59 | 生かされて今日
 民主党は小沢大先生の金銭問題に依然としてケリが付けられぬまま国民の失望と怒りを一層買うばかりです。こんな人物を信仰するやからが100余人もいるそうで恐れ入ります。国民の民主党支持率と内閣支持率が失速しているのは、自分たち小沢一派の愚かさが大きいことが判らないのです。
国民は小沢の刑事責任云々よりも、その以前の人間としての品格、ノーブレスオブリージュを問うているのである。
 小沢の子分たちは次の選挙で再選出来ると思っているのでしょうか。のぼせ上がっているとしか考えられません。国民の為より、小沢のために血税を浪費されいる感じです。まして、良識の府であるべき参議院議員のヒステリー的行動は嫌悪感を感じさせ、二院制度不要論に傾きます。山梨のボスの爺さんや森なんとか女史とか品格が疑わしいし、チンプンカンな鳩山前大総理も母親の膝下に引っ込んで欲しい。政権が倒れても国民のために菅総理は小沢一派と手を切るべきだ。
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ワシントンDC紀行(その15)最終回

2011-02-06 20:19:22 | 生かされて今日

 ナショナル・ギャラリーではたまたま資産家の所蔵する名画展が開催中でとても有難かったです。それに食堂がまともな食材でビールも買えて大満足しました。お酒には厳しい当地の博物館群でアルコールが買えたのはここだけでした。でも周りのテーブルには無かったなぁ。
 米国にある唯一のダビンチの絵です。写真は自由に撮らせてくれますし、眼前に近寄ってもOKです。写真不可の作品もありますが、ほとんどが撮影できます。ただ、リュックは背中に背負うのはダメで、手に持てといわれました。

 モリジアーニです。レンブラント、イタリア写実派のアングル、モネ、ルノアール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、青の時代のピカソなど間近に自由に楽しめました。入場無料ですし、列をなす日本と違いゆったりと楽しめるのです。
 この美術館は上品で是非おすすめします。おみやげ売場でクールなリユックを妻に買いました。カードで簡単に買えましたよ。
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ワシントンDC紀行(その14)

2011-02-04 15:28:59 | 生かされて今日
 ワシントンDCの都市設計はフランス人のランファンという人が設計したそうで、そういえば交通の要衝にランファンと云う地下鉄の駅がありました。
ホワイトハウスの前にはフランス人ラ・ファイエットの騎馬像があり、母国イギリスに対抗するフランスが米国のイギリスからの独立を大いに支援したのですね。ニューヨークの自由の女神像もフランスから贈られたもので、原型は今もセーヌ川に残されています。パリ、ルーブル博物館の入口のピラミッド風の玄関は確か米国人の設計でした。米仏の関係は意外と深いみたいです。
 ランファンが設けた町を東西にするナショナル モール、公園に面して、あるいは近辺に行政庁の建物が並んでいます。それが、判を押したようにコリント式とか云うんでしょうか古代ギリシャ風の列柱が高々とあるビルです。歴史がたかだか200年の米国人の古代への憧れのような感じがしました。束縛を嫌う自由なアメリカ人にしては、ワンパターンな好みですよね。



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ワシントンDC紀行(その13)

2011-02-02 10:45:15 | 生かされて今日
 いまから42年前に世界で初めてお月さんに着陸した宇宙船、アポロ11号が保存されていました。ガイドの説明に皆聞き入っています。アームストロング船長と二人の宇宙飛行士が月探査の歴史的事業を成し遂げました。彼の有名な言葉は次のとおり。
 「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。
That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.」


 ライト兄弟の初飛行はなんと明治36年、日露戦争の前年だそうです。飛行機の大発明はノーベルのダイナマイトと同じように、狂気の戦争の道具となりました。兄弟は自転車屋です。この飛行機は「ライトフライヤー」号と称されています。
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ワシントンDC紀行(その12)

2011-02-01 05:28:08 | 生かされて今日
 国立航空宇宙博物館本館に吊るされているのは昭和2年、初めて大西洋を無着陸で飛んだリンドバーグの「翼よあれがパリの灯だ」の飛行機です。空に魅せられた冒険野郎、今は宇宙飛行士がそうですが。
入口すぐに展示されている月の石に触れることが出来ます。でも石ころではなくて三角形に切り取った小さな板でした。立体の石と思っていたので拍子抜けです。でも命がけの月面着陸船が持ち帰ったものです。
このロケットはナチスドイツが開発したV2で、第二次世界戦争でロンドンに多数打ち込まれ、後の宇宙開発ロケットの基礎を作りました。ICBMに比べると小さいですが
それでも想像以上にデカイです。
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