四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

朝日歌壇のこの一首

2016-01-11 17:16:06 | 歌の花束

 昭和90年、去年の入選作品の中から歌壇トップの選者4人がそれぞれに一首を抜き出されました。まさに、この一首です。

藤原定家は100人の歌人から一首を選び「小倉百人一首」を定めました。一年間の優秀作品からのこの一首ですから、さぞ選者は悩まれたことでしょう。

 議会制民主主義のルールを無視し、集団的自衛権を勝手に解釈し血と涙の平和憲法をおとしめたアベと公明の愚かなる政治に3首が痛棒を浴びせております。国の主権は政治屋になく、国民であります。

 

高野公彦先生選

◯終戦の一年前から戦死者のずらりと並ぶ寺の過去帳    岡田独南


佐々木幸綱先生選

◯永久とは七十年なるかぐらつきし憲法九条祈るごと読む  沓掛喜久男


永田和宏先生選

◯特攻は命じたものは安全で命じられたる者だけが死ぬ   直木孝次郎


馬場あき子先生選

◯百歳まで生きてと言われし寂しさにシーラカンスになるわと苦笑す  棚橋久子

 

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正月は箱根駅伝だ

2016-01-03 18:11:34 | 生かされて今日

 横浜の年始年末は暖かく快晴に恵まれました。正月3日の箱根駅伝復路の応援に参りました。横浜よりの高島町にて小一時間待ちました。逸る心で到着が早すぎたなぁ。冬日なれども強き日差しで顔を新聞で覆いながら待ちました。日よけにした新聞は『駒大スポーツ(コマスポ)』、駒沢大学内のマスコミ研究部が発行していると書いてあります。先輩たちからの寄付で編集の腕を磨いているんですね。

 段々に応援の老若男女が立ち並び、沿道のビルの窓やベランダに人影が出てきました。空には報道のヘリが舞い選手の接近がわかります。1位の青山学院大学は飛び抜けていて、通過してから2位と6、7分も差ができていました。去年も青学が強く、こんなに差がつくなんてと思うばかりです。

日本で生まれた競技、日本人が大好きな駅伝に来日の異人さん達はびっくりしているのではないでしょうか。大学内での競争を勝ち抜いた出場選手は人生の貴重な体験が出来、大いなる名誉を掴みました。そのご両親や兄弟はハラハラしておられることだと思いますが。恋人も。

 出来うるならば関東地区大学に限定せず、また女性のエントリーも許したらどうなんでしょうか。私の後のオバ様達はすぐお隣と仲良くなったようでしょもない話でぺちゃくちゃ大いにダベリングしていました。

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