『誰もがおだやかに明るく生きることを望んでいます。特に年のはじめには「今年も明るくよい年を」と願うと思います。そのときに「よい年であるように」と願うのと、「必ずよい年にしよう」と決意するのとでは、どこか心持ちが違ってくるのではないでしょうか。
願いごとばかりの生き方は受け身です。思い通りにならなかったり、失敗が続くと不満がくすぶり、あげくは心身の諸症状を招かないともかぎりません。
その原因を他人や環境に押し付けるとしたら、受け身どころか「人まかせの生き方」であるといってもいいかもしれません。
「必ずよい年にしよう」と誓う生き方は自分が主人公となる生き方です。自分がすべての面で責任をもって、目の前の困難を切り開くことで人生の妙味を味わうことができます。毎日の生活に溌剌とした生きがいが生まれます』
庭野日敬法話集『我汝を軽しめず』抜粋
PS パンデミックの続く2022年だからこそ「必ずよい年にしよう」と誓いましょう。皆んなで困難に立ち向かいましょう。