四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

保育所に消防車くる

2007-11-29 14:04:41 | 生かされて今日
 オモチャでない赤い消防車をヘルメットの幼子が見学中です。抱っこされて車内に座っていました。若夫婦の共稼ぎに保育所は頼りなんでしょうね。
特に女親はお母さん役、勤め人、妻の役と大変だ。きっと日々、戦場のような無我夢中の一日だと思います。女性は男に比べると忍耐強く、子や旦那をはぐくむ力があるからどうぞよろしくお願いします。慈悲には男もかないません。
子供達は21世紀の日本を支える宝物です。つつがなく成長してね。
コメント

横浜のやま紅葉

2007-11-28 14:26:50 | 生かされて今日
 もみぢの名所へ遠出しなくても、近所の公園に1本素晴らしい山紅葉が目を楽しませてくれます。美しいですね。
子供会が掛けてくれた樹の説明板が下がっています。冬紅葉も日本の伝統美を精一杯見せてくれます。銀杏の黄葉や桜紅葉につたもみじ、ケヤキ紅葉に小さな草もみじ等他を真似ずそれぞれの個性を全開して大調和しています。
わたし達も他人を羨むことなく自分だけしかない、かけがえのない個性を存分に発揮したいものです。
コメント (3)

高野辰之・ふるさとの歌

2007-11-26 14:23:56 | 歌の花束
 NHKふるさとの歌100選に4つも入っている作詞家・高野辰之の住居址が代々木に有りました。東京のど真ん中の近所の景色であの「春の小川」が出来た由。長野県生れの東京芸大教授で昭和22年、今から60年前に亡くなられたそうです。先生の歌は日本人の血肉となりました。何年ぶりかで代々木駅に降り立ちました。アンマッチなださいビルが見えました。

♪兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川 
      夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷  「ふるさと」

♪菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端 かすみ深し
     春風そよ吹く 空を見れば 夕日かかりて 匂い淡し  「おぼろ月夜」

♪春がきた 春が来た どこに来た 
     山に来た 里に来た 野にも来た   「春が来た」

この作詞も 
  ♪秋の夕日に 照る山紅葉 濃いも薄いも数ある中で
        松をいろどる 楓やつたも 山のふもとの 裾模様    「紅葉」
コメント (1)

十一月の句会

2007-11-25 05:39:14 | 俳句
 県民センターは温暖化防止のために暖房ができず、くしゃみや咳も聞かれる句会でした。大のために少々は我慢です。
新宿の都庁ビルも冬霞の朝となりました。

・秋しぐれ天守にかかる銀の糸    駿(福岡のキリシタン大名黒田如水の城)
・町に切れこむ瑠璃色の海冬の晴  駿
・手相見の書を読むあたり冬来る   駿


感銘句 今朝の戸に立ちはだかりし秋の人   土太郎
      天高し立ち上がらむと露坐仏     好子
      露座大佛背よりはみ出す冬青空   照子
コメント (2)

いい夫婦

2007-11-22 06:07:11 | 生かされて今日
 「妻といふものこそ、男の持つまじきものなれ」と兼好法師はうそぶいていますが、今日、11月22日は「イイフウフ」の日だそうです。
 過日友人が横浜の家を売却して故郷の輪島へ移住されました。理由は奥さんのアルツハイマーが進行してきた為です。法華経信仰の篤い方で地区のお世話を永年つづけてきた夫婦でした。妻のお世話を釈尊から自分への付託と受け止めて、明るく挨拶され感動しました。

 ♪よき友を妻となし得しさいわいを
              深夜に想えり涙し流る    坪野哲久
コメント

ギンナン拾い

2007-11-21 07:50:20 | 俳句
 鎌倉幕府の重臣、金沢北条氏の菩提寺である称名寺は浄土式庭園と当時最高の武家書斎「金沢文庫」で有名です。今年新たに、運慶晩年の作品が発見され公開されました。
当地は鎌倉を世界遺産へ推す運動の中に含まれています。阿字ヶ池の周りにイチョウの名木が美しい古刹です。
 早朝から日曜画家がカンバスを開き静かに集中しています。電動の車椅子で来て、左手で描いている方もおられます。その中を動いているのはギンナンを拾い集める現実重視派です。こがらし一号でバラバラと銀杏が降っていました。

  ♪銀杏(ぎんなん)の日曜画家に降る古刹   駿

  ♪スケッチを縫ふて銀杏拾ひかな   駿
 
 
コメント (1)

俳人成田千空さん逝く

2007-11-19 06:33:10 | 俳句
 青森の風土俳句と氏の心ばえこそが魅力の源である。句集「白光」よりご鑑賞下さい。
①心をゆすぶる弔いの句
   長兄は二歳の仏栗ごはん
   こほうさんと言ひて泣きけり梅雨の家
 (吹田孤蓬氏は戦時中、特高警察に呼び出しを受けた得がたい俳句仲間であった)
②郷土への愛
   岩木嶺を抬げて明くる瑞穂かな
   寒中の紫蜆寸志とす
③愛妻の人
   梅咲いて山妻にまだ糸切歯
   鏡餅妻に安眠あらしめよ
④写生の力
   肉色の丸太積み上げ野は五月
   暗緑を出て白光の那智の滝
⑤温かな思いやり
   村へ来てこがらし顔のはうき売
   寒雀エホバの信者子を連れて
⑥句友への情
   郭公や君に良妻孝子あり
   地吹雪の顔もてつどふ仲間かな
⑦青春賛歌
   成人の日をくろがねのラッセル車
   海よりの春日みなぎり嫁く子かな
                          合掌







コメント

駅上空のフットサル

2007-11-18 07:15:25 | 生かされて今日
 横浜駅西口のビル屋上でなにやら大きなネットの中で動き回る気配です。フットサルと云う南米大陸に生れたスポーツだと若者に教えられました。小人数のサッカーです。
愛好者は学生と社会人と半々だそうです。
いつも忙しく通り過ぎる駅の空が、スポーツのグランドになっているとは知りませんでした。世の中は知らぬことばかり、だから面白い。好奇心が私の長所です。
コメント

介護施設でコーラス

2007-11-16 07:40:23 | 俳句
 妻のボランテァが近くのケアセンターでコーラスを披露するので出向きました。夫婦とわからぬようお互いに知ランプリでとの約束です。
冷たい雨模様なのに車椅子も混じり部屋一杯で、ご老人達を見ると両親を思いシンミリします。
 リーダーのピアノ伴奏でなつかしい唱歌やロシア民謡などを久しぶりに歌いました。若かりし頃の新宿の歌声喫茶「ともしび」を思い出します。「母さんは夜なべをして」を歌うと涙がにじみます。いい声だと是非メンバーにと誘われました。
ご老人達も口が開きリズムを取って遠いふるさとやご両親を思い出しているようです。
歌をうたうと健康に利きそうで、私も心が晴れ晴れしました。

 ♪知らんぷりの妻のコーラス冬ぬくし   駿
コメント

防衛大学のパレード

2007-11-14 22:30:24 | 生かされて今日
 秋晴れの横須賀へ防衛大学校開校記念の観閲式を見に行きました。接待まみれの守屋前防衛省次官の醜聞であきれ果てている最中ですが、外国武官やOB、学生の父兄など全国から多数の見学者です。若い女性が何故か多いのです。
 殉職した学生、OBの名を刻んだ顕彰館もありました。どうか少ないままでいて欲しいものです。卆業20周年のクラス会会場も。
パレードの指揮官学生を紹介するアナウンスがあり、地元高校出身の際はひときわ拍手が高まります。痩身長身が多いですが、メガネで小さな学生も、むろん女学生も混じります。今回の最高指揮官は4年生、鹿児島川内(せんだい)高校出身、音楽隊の指揮者も鹿児島で同郷として誇りに思います。
 海外からの今までの留学生の数は、タイ王国が最大で110人、次はシンガポール34人です。韓国は2、中国や印度からはゼロです。
コメント (1)

稲尾投手さようなら

2007-11-13 07:48:52 | 生かされて今日
 西鉄ライオンズの名投手、稲尾さんが七十才で亡くなられました。先月福岡へ旅した際に、大濠公園の平和台球場が廃墟(壁だけ残っています)になっていて驚いたばかりです。
稲尾さんは確か大分の漁師さんの子供で、県立希望が丘高校から三原監督のライオンズに入団したはずです。
日本シリーズの対巨人戦の四連投・四連勝、彼が打った決勝ホームランなど伝説的な活躍を思い出します。
中西、豊田、関口、大下、仰木などダブダブズボンの野武士軍団でしたね。大投手の70才は若く残念です。背番号24番さようなら。

  ♪平和台球場の廃墟秋うらら   駿
コメント

生きる悲しみ

2007-11-11 16:55:59 | 生かされて今日
 報道によると、尼崎で癌の八十五才の夫が、アルツハイマーで八十才の妻を殺害しました。先に逝く絶望から、一人残される妻をあわれんでの犯行だそうです。本当に身にしみる事件ですね。歳をとるという事は、想像以上に厳しい難行苦行なんだと思います。
自分もこの夫と同じような境遇になると殺人を自制できるかどうか自信はありません。ただ合掌するばかりです。
 法華経の中で釈尊は「今この三界は皆わが有(う)なり」と断じられております。人間は自分の命は自分のもの、かぶっている肉体も俺のものと思いがちですが錯覚で、釈尊からの借り物、借りている肉体だから病気も寿命も自力のみではコントロール出来ないのだそうです。風邪や頭痛、歯痛でさえ自力では制御不可能です。
 私の義兄も癌に冒されて誕生日さえ孫の待つ自宅へ帰れないのです。人生は都合どおりには行きませんね。
コメント

関東学院ラグビー部

2007-11-10 07:26:51 | 生かされて今日
 わが町の誇り・関東学院大ラグビー部員が不名誉な事件で逮捕されました。かの寮の押入れでコッソリ大麻を栽培し、吸っていたそうです。
その直後の大学の判断、対応が又なさけない。監督と部員2名の処分で世の批判をかわせると踏んで、優勝を期待されている公式戦は辞退せずと公表したんですね。
 案の定、大学ラグビー協会の指示で来年3月末までの公式戦を辞退するハメになりました。キリスト教の最高学府のトップがフラフラしてはねぇ。民主党の小沢先生も同じですが。
 出場出来なくなった選手の精神的ケアーを契機に、人生の山谷をどうしのぐかを教授陣が教えてやって欲しい。知識の切り売りだけでなく、このピンチをチャンスにするのが教育者の責任だ。
 関東学院のラグビー部員は、なんと160人もいるんだそうです。卒業予定証明書や成績証明書は駅の切符売場の様に自動化されているのにはビックリしました。
コメント

大奥の嫁姑

2007-11-08 13:48:04 | 生かされて今日
 徳川に嫁入りした天章院篤姫(てんしょういんあつひめ)は、薩摩藩の名君・島津斉彬(なりあきら)の義理の娘で大奥において隠然たる力を持っていました。
そこへ孝明天皇の妹・十六才の和宮(かずのみや)が嫁さんとして輿入れをしました。
公武合体の政略結婚で、悲しくも和宮は明治10年31才で、姑よりはやく亡くなったと思います。
 「大徳川展」に、嫁姑の和宮の写真と天章院の絵姿と並んで展示されていましたが、お互いにそっぽを向いていましたよ。和宮の打ち掛や天章院の牡丹紋付小袖がありました。
和宮はすでに婚約していたのに、強引に京から江戸に嫁入りさせられたそうです。
来年NHKの大河番組になるんだそうで,ふるさと鹿児島への旅人が増えることを期待します。
コメント

千代姫の花嫁衣裳

2007-11-07 07:13:44 | 生かされて今日
 「おくのほそ道」の勉強会から、上野の国立博物館で開いている「大徳川展」へ参りました。例によって缶ビールと駅弁を持参し、黄葉のベンチで腹ごしらえをします。
入口に並ぶことはありませんでしたが、館内は老若男女で混んでいます。
 きらびやかな三代将軍家光の長女・千代姫の花嫁衣裳には、国宝が10点もあり驚きます。文箱や机、化粧道具や長持など。じっくり3度巡って眺めたのは「古筆手鑑(てかがみ)」、名筆を学んでいたんですね。三才で花嫁とは摩訶不思議。
 60才の家康公を等身大に刻みご神体となっている坐像は初めての展示。顔に皺が多く、耳たぶは立派、驚いたのは指が細長い女性みたいにきれいでした。愛用の鼻メガネや外国製の鉛筆も面白い。
 わが町の「金沢文庫」から奪った「源氏物語」もありました。返してヨー。
コメント