四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

世界禁煙デー

2008-05-31 07:53:02 | 生かされて今日
 世界保健機関(WHO)が平成元年に制定。国際デーの一つ。1995年の段階で世界の喫煙者は10億1000万人で約5人に1人の割合となっている。毎年世界で300万人が喫煙が原因とみられるがんや心臓病で亡くなっており、このままでは2030年代初頭には喫煙による死亡者が年間1000万人に達するとWHOは警告している由。
 神奈川県議会に「公共的場における禁煙条例」が全国ではじめて提案されるそうです。
私も20年ぐらいはアクセサリー的喫煙派でしたが、風邪を引いたことを機縁にりきみ無く止められました。喫煙はホント他人迷惑です。本人はわかりませんが遠くの人までむせ返る被害を与えつづけています。指にタバコの人が来ると息をせずに離れます。
嬰児や幼児がいる車の中で吸っている親がいるとその無知に怒りを覚えます。
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戦艦・三笠

2008-05-28 07:01:36 | 生かされて今日
 戦艦・三笠はイギリス製で1.5万トン、860人の軍人が乗りました。明治時代は戦艦製造の技術が無かったそうです。
「皇国の興廃この一戦にあり 各員一層奮励努力せよ」と督励された東郷平八郎大将(当時)が立たれた艦橋に立ちました。5月ながらかんかん照りの式典でした。
 日本海海戦の後、深夜の佐世保港において弾薬庫の大爆発を起し沈没、330人の犠牲者を出したことを初めて知りました。知られざる多数の犠牲者の上に私たちは生きているんだと分かりました。もう少し国民が敬意を表せるよう政治もマスコミも動けないものですか。暴力の最たるものである戦争は絶対に反対ですが・・・。
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天気晴朗なれども波高し

2008-05-27 19:33:57 | 生かされて今日
 今日は日本海海戦の日(戦前の海軍記念日)です。
今から百三年前、1905年(明治38年)の今日5月27日、日露戦争で東郷平八郎大将が率いる日本連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を対馬沖に迎撃、圧倒的大勝利をもたらしました。
 横須賀に遺されている戦艦・三笠の前で式典が行われていました。私は東郷司令長官、加藤参謀長、伊地知艦長、秋山参謀が仁王立ちして陣頭指揮した艦橋に上りました。
国旗掲揚、戦没の御霊に共に黙祷合掌しました。自衛隊や防衛大、外国の武官も列席されていました。今あるは国のために命を投げ出してくれた方々のお蔭です。
 高い艦橋に立つと、敵艦隊の砲弾や激浪に大いに揺れていたことと想像しました。
東郷元帥はわが故郷・鹿児島の英雄ですが、戦後反戦教育を受けた私には少しなじみが無い方です。西郷隆盛や大久保利通など幕末維新の偉人に比べて教えて貰えなかった人です。
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五月場所の汚点

2008-05-26 08:46:28 | 生かされて今日
 大相撲千秋楽の結びの一番、両横綱の熱闘を期待したらミゴトニ裏切られました。さわやかな五月にべったり汚点を付けられた感じです。
勝負は時の運、きれいな礼儀で分かれる約束を心・技・体がそろう最高峰の横綱が見せられない。
日本の伝統を壊し、国民に不愉快を与えるような横綱は要らない。無能力な理事長を居座らせるとガラーンとした観客で国技大相撲がさらに衰微する危険がある。
 政治や権力は長く続くと必ず腐敗する見本、晩節を汚す見本を示しています。なぜ千代の富士がトップになれないのか不思議です。
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レッツゴー

2008-05-24 06:15:07 | 生かされて今日
 ヨットハーバーを8人の男を載せ一艇が出港します。楽しいだろうなぁ。
外洋は卯波が荒く、未知の世界ですからなんだか人生の出発のようですね。新入社員や転勤、配置換えや転属の方々は新しい周囲に慣れたでしょうか。
 子供が下宿へ去ってしまったご家庭もあることでしょう。結婚や海外赴任でポッカリ穴が開いた家庭もあるでしょう。
変化しない事態はありえないので、プラス志向の楽観、ケセラセラで行きましょう。
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宮仕え

2008-05-21 07:55:40 | 歌の花束
 憶良らは今はまからむ 子泣くらむ それその母も我を待つらむぞ  
  都落ちして九州太宰府にいた失意の山上憶良が、酒盛りの宴会を中座して家に帰るときの歌(万葉集)。
上司がいる酒盛りで盛り上がっている場を、お先にとはなかなか出来ません。私も何回も経験しました。宮仕えの病気みたいな心理ですね。
役人達は皆早く京へ戻りたかったでしょうから、傷をなめあう一種のやけ酒だったのでしょうネ。愛する妻や子供たちが待っているので、私はお先に失礼しますと。
 上司の悪口や野球などダラダラ飲まずに、サラリーマン諸君も見習って早く家庭の団欒へお戻り下さい。家族は皆寝ているでしょうが、健康のためです。明日の朝つらいですよ。
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鎌倉のやぐら

2008-05-20 08:14:15 | 生かされて今日
 鎌倉二階堂の奥に古刹・覚園寺(かくおんじ)があります。山に囲まれた鎌倉らしい寺で、日に4回定刻にお坊さんが案内してくれます。写真撮影やスケッチは出来ません。
二代執権の北条義時の薬師堂がもとですから790年も前です。ご本尊薬師如来のおわす薬師堂はかやぶきの大堂で素晴らしい。
 この寺の裏山一帯には鎌倉時代特有の横穴式墳墓、やぐらが177もあり、「百八やぐら」と云います。当時の特権階級、有力武士や僧侶たちの墓らしいです。
少し不気味なほこらには、五輪塔が浮き彫りされ納骨の穴もあります。好奇心旺盛なガイド仲間は藪を分け入って見入っていました。南無妙法蓮華経
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横浜中華街

2008-05-18 07:30:05 | 生かされて今日
 朝方でもあり、中国の汚染食品の風評被害から少し人通りが少ないですが、修学旅行の連中が楽しそうです。四川大地震救済の運動もはじまりました。
ヨコハマ観光のポイント地域ですから、大いにお客さんで賑わって欲しいものです。
路地を歩くと、中華饅頭をむす蒸気がたなびきます。
恋愛占いに若者が集まっていました。
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豪華客船(2)

2008-05-15 07:13:56 | 生かされて今日
 初入港したラプソディ号の船尾で、乗組員が休憩しています。アラスカへ出港し、今は大海原を進んでいるでしょう。
 「おくのほそ道」の冒頭の名文をどうぞ。何度読んでもリズムある名文ですね。

 『月日は百代(はくたい)の過客にして、行かふ年も又旅人也。
舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老(おい)をむかふる者は、日ゝ旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。
予もいづれの年よりか、片雲(へんうん)の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず』

 過ぎてゆく時間、月日も私達の人生と同じ様に旅人だと。
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豪華客船の初入港

2008-05-14 06:31:01 | 生かされて今日
 ミヤンマーの大災害につづき中国四川省の大地震には、ただただ祈るばかりです。大地さえも動く、ましてや肉体の老化や人生の浮き沈みは避けられませんね。地球というお豆腐の上の生涯なのでしょう。明日はわが身です。
 13日、台風の影響を受けた豪華客船2隻が大幅遅れで横浜大桟橋に入港しました。横浜には初の寄港です。写真のラプソディ・オブ・ザ・シーズは7.8万トン、2400人も載せる巨艦で、ランドマーク・ビルと同じぐらいの長さです。動く豪華マンションです。
お金とヒマが両立できる方々専用の極楽ですね。アラスカへ出港とか。
もう一隻は反対側に着岸のクリッパー・バシフィック号で2.3万トンで、ベトナムへ。
 まさに地獄の人々(ミヤンマー・四川省)と極楽との別世界の出来事です。
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心のシワをのばそう

2008-05-13 06:30:44 | 生かされて今日
 若葉青葉に染められてみんな元気が出る季節です。春惜しむ、夏きざす、春と初夏とが入り混じる気候となりました。
水源地にはもう虫取網の子ども達がいきいきと動き回っています。かえでの若葉がさやぎとても美しいです。毛虫もチョウチョも元気はつらつ。
 山には円盤状のミズキの花がつばさを広げて、藤の花も掛かっています。ウグイスの声も響いて浄土にいるようでした。いっとき心の皺をのばしました。自然は人間のホスピタルですね。
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ちから比べ

2008-05-11 05:59:13 | 生かされて今日
 江戸時代には寺社の祭礼、お祭りのよびものの一つに力比べがあったそうです。近隣の力自慢の男どもが大石を持ち上げる方法で主役を競い合ったのです。
素朴なレジャーですね。男を上げて村の名誉もかかり応援の気合の声が沸き立ち、黒山の人だかりが想像されます。賞金めあてにあちらこちらの力比べに出向くセミプロもいたようです。どんな賞品がでていたんでしょうか。
 横浜にも形のよい力石が寺社や古道に残されています。
この力石は江の島に残されていて320キロもあるそうです。大相撲の巨漢・小錦は285キロですから彼を軽々と持ち上げるパワーです。

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美女石(みめいし)

2008-05-09 06:40:31 | 生かされて今日
 称名寺の浄土式庭園は、平泉の毛越寺やいわき市の白水阿弥陀堂と同じように阿字ケ池が造られています。大きな鯉、甲羅干しの亀や鳥の楽園です。
この石はみめ石と云い、池で遭難したお姫様の伝説があります。すこし傾いたところに美しいお姫様をイメージして下さい。薬師寺の日光・月光菩薩像も身体をひねっておられます。このみめ石は当地金沢四石のひとつです。
奇岩や巨岩を庭のオブジェとして楽しんでいた武家の美意識の残りだそうです。
黄しょうぶがそよいで初夏の風情でした。
 今お隣りにある金沢文庫には、弘明寺(ぐみょうじ)のご本尊・観音様(重要文化財)がお出ましです。
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称名寺の春深し

2008-05-07 07:05:40 | 生かされて今日
 横浜金沢区にある称名寺は鎌倉時代に良港であった当地を支配した金沢(かねさわ)北条氏の菩提寺です。約700年前です。隣りには中世の武家文庫として最高の金沢文庫を擁します。横浜で国宝があるのはここだけで、ヨコハマというよりも鎌倉文化圏になります。現在、世界遺産に鎌倉をと運動がされていますが、当寺・金沢文庫も一体として含まれています。
 この山門は江戸時代の再建で、鎌倉時代に造られた仁王さまに比べて小さいためきゅうくつそうです。
 すぐ近くに昭和18年、海軍の艦上爆撃機が墜落し2人が殉職された卒塔婆がありガイドのたびに合掌しております。
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現代の短歌

2008-05-05 06:04:38 | 歌の花束
 NHK歌壇の感銘作品の第2弾です。うまいですねぇ。
♪頼まれてシャッターを押すその瞬間
      二人の運命決める気のする    
                  名古屋市 三好ゆふ

  @同感します。おしあわせになってヨ。

♪かか、かきく、かく、かけ、かこう、かきくけこ
      君に手紙を書きたく、書けぬ    
                 鯖江市  神宮寺晃月 

  @シャイな青春の男心を見事に表現して感心しました。

♪湧き起こる声援の中逆走す
      ちちははの声聴きし幼は    
                城陽市  高垣弘子

  @私には私の人生を心配する仏さまやご先祖の声と理解しました。



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