大型台風が近づく中、第59回横浜俳句大会が横浜駅西口にあるかながわ県民センター大ホールで開催されました。足元の悪い中を104名の俳句愛好家が集まり半日ハイクを楽しみました。
来年はナント第60回を迎える歴史ある俳句大会です。子供たちの俳句も募集しており優秀作品が表彰されました。皆さまも是非とも伝統文芸のハイクに入門されませんか。
一般の部で表彰された作品は以下のとおりです。みなステキな作品で、感心するばかりです。
神奈川県知事賞 いくたびも髪梳きなほし雛流す 多田学友
横浜市長賞 柩ゆく兄が育てし青田中 岩渕 直
神奈川県議会議長賞 除夜の鐘みんな素直になる途中 川島由美子
横浜市議会議長賞 水に棲み水底知らぬ水馬 金澤正将
横浜市教育委員会賞 挿し木して科学をすこし疑ひぬ 衣川次郎
横浜俳話会会長賞 淋しさの分だけ歩む蝸牛 菅沼葉二
朝日新聞社賞 帽の庇まわして測量士 寺沢徳子
神奈川新聞社賞 旋盤の鉄屑吐ける暑さかな 大関 洋
産経新聞社賞 ひとりごとふやして祖母の終戦日 北村純一
毎日新聞社賞 悪役に見えぬ悪役村芝居 橋俊彦
読売新聞社賞 表札は夫の名のまま小鳥来る 橋富貴子
神奈川県現代俳句協会賞 日本に足ふんばって水馬 金子弓湖
日本伝統俳句協会協会賞 水中花の水がきうくつでならぬ 中根明美
横浜文芸懇話会賞 泊船の不意に水吐く十三夜 中嶋文枝