いろんなバンドや倶楽部があちらこちらでパフォーマンス。お客が密集し飛び跳ねエクスタシーのバンドもありました。漫画倶楽部、うどん部、カクテルホストクラブ、腹黒雑技団、東大お茶の水女子大舞踏研究会、駄菓子屋等怪しげなところも。
国土防衛の意識の乏しい鳩山先輩に似て、後輩たちも平和に前後不覚の様子です。
楷(かい)の木俳句会の仲間が手づくりの初句集「水引草」を出され、みんなで批評しあう合評会を開きました。主宰の鶴巻ちしろ先生はひょうひょうたる風格の人格者で、その人柄と学識とで私たちの敬愛を集めこの句会も16年を越えました。
ご指導はそれぞれの独自性、感覚の発揮でナウイ若若しい口語俳句派です。また製本ができる職人わざをお持ちで、この句集は先生の手づくりなのです。
句友菊池弘子さんは先生の高足です。なにげない日常の出来事を平易な言葉で、しみじみとさせる情感豊かな15年間の作品が並びます。題の「水引草」は早世の妹さんが好きだったことから選ばれました。氏のやさしいひとがらが滲んでいます。
鴨の水脈孫は遠くへ越しにけり
骨壷のミイ日向ぼこさせてやる
田の空に遥かな父を写すかな
点滴や窓越しに聞く聖歌隊
ひとり聞く祭囃子に慣れにけり
私たち立正佼成会横浜教会では2年前からペットボトルのふた、キャップを回収して106万個を突破しました。ボトルを棄て焼却すると地球温暖化を促進し、リサイクル出来ません。又収益を開発国途上国の幼い命を助けるワクチンにもなります。ポリオワクチンに換算すると現在1323人分に相当します。
わが教会に回収に来ていただくNPO「ともに歩む」を見学に参りました。キャップが山をなす工場で知的障害者が働く中を工場長が説明をしてくれました。回収、キャップの選別、粉砕までを担当し、障害者の仕事場確保の意義もあります。
一番困るのは「金属キャップの混入」で、粉砕機を壊すのだそうです。また、キャップに貼ってある「シール」もトラブルの原因で、丁寧にはがしていました。
私たちは当たり前の様に快適で利便な暮しをしてきましたが、その暮しは「地球をいじめる加害者」、子孫に対しても知らず知らずに加害者になっているのです。
食料の大量廃棄、真水の浪費、石油や電気の無駄遣い、国の借金などです。小欲知足の暮しを目指し、「もったいない」の自己規制をかけるべきですね。私も。
鳩山首相の米軍基地移設への取り組みが大混乱を引き起こしています。今まで何を根拠に五月には決着と能天気な発言を自信満々で繰り返してきたのでしょうか。基地問題はかって流血の経験もある上、米国や周辺国家との戦略上の調整も予想されるのに余りにも楽観する首相の感覚がわかりません。もし、日本防衛の最高責任者としての自覚がなかったとすると恐怖である。
先ず沖縄県の負担軽減よりも、冷徹に「国をどう守るのか」を示すべきである。米国が日本防衛から手を引く場合どうするのか。米軍基地はいらないが、平穏な暮しは当たり前では単なる地域エゴではないか。平和ボケではないでしょうか。
平和への外交努力と自衛隊、米国軍を防衛の手立てとする基本を放棄するような姿勢では、新たに基地を負担させようとする県民を説得できないではないか。確かに戦後沖縄県民に基地負担を押し付けて来たことは事実。日本防衛の大儀のためには沖縄県民の負担を他府県で引き受けようと訴えるべきだ。
自決された太田海軍中将の最後の電報文は次の通り。
『沖縄県民はこのように戦った。県民に対し後世、特別のご配慮をしていただくことを願う』
奈良平安時代の相模の国、今の神奈川県の中心は大磯町国府(こう)に置かれていたそうです。相模一宮の寒川神社をはじめ六つの大社が集まる古式ゆかしい祭典があると聞きました。相模国府祭と書いて「さがみこうのまち」という春祭です。
JR二宮駅で下車し旧東海道を歩き、六所神社にはじめて詣でました。氏子の紳士たちは背広に決めてなおらいのお神酒に頬を染めてやたらタバコを吹かします。清浄な場所で煙草の煙はホントに迷惑だ。
おごそかな神事の後、たくましい掛声と神輿の側面をたたく響きをリズムに行進が始まりました。神様の前に老若男女の地域住民が同窓会のように久しぶりに集まります。お祭りは日ごろ多忙で疎遠な現代にうるおいを取り戻すようです。日本の伝統行事は憲法上政経分離ですが、古人からの贈り物として後世に残していかねばとつくづく思います。
鳩山首相はあぶなっかしい指導ぶりですが、神輿を一致協力して担ぐ市民を見ていますと日本は安泰だと感じられました。
憲法前文を読み返し、戦前のあの国家権力・軍隊憲兵の恐怖の暴走を押しとどめ得る「唯一の防波堤」を再確認いたしましょう。
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」
この前文の趣旨を忘れる政治家、役人や人は、戦争犠牲者を冒涜し末代の子や孫を亡国へと売り渡す徒であります。
若葉風の連休で山下公園も多くの家族づれやアベックが散策、お弁当をひらいたり、ボールで遊んだりくつろいでいました。愛犬づれもいます。
おお桟橋には初入港という7万トンの豪華客船、レジェンド・オブザシーズ号が接岸しています。シャンハイ万博へ日本人観光客1500人がクルーズを楽しむそうです。
昔の大阪万博には赴任地の高松から長男の赤子づれで行きました。米国館で月の石を見た記憶がある。あの頃は若き夫婦だったなぁ。人口13億の中国も北京オリンピックとこの万博で世界の強国へ打って出る様子です。
毒ギョーザ事件や日本大使館への暴行、ガス田、潜水艦の侵入、商標の模造など非常識な困った国にならねばいいですね。この前まで皆おんなじ人民服で自転車の国でしたのに大変身です。政治は共産党独裁、経済は弱肉強食の資本主義の矛盾した体制が不安です。
打ち寄せる春の海には海草が動ききれいに澄んでいました。