

対岸に近いところに浮きの様な物で池に仕切りがあった。
その上をよく見ると、亀と鴨が、まるで日向ぼっこをしているようだ。
曇り空から太陽は見えないが、水面から上がっての休憩のひと時を楽しむかのようである。

ところが、対岸には人の散策する場所がない。
点々と、対岸に近い水面に水鳥が無数に浮かんで見える。
渡りをしてきてここで冬を越す水鳥らしい。
「鴨やツグミなど、冬だけ訪れる水鳥を見かけます」
と公園マップに書いてあったが、あんなに遠くだと見分けが付かない。
望遠にしたらもう少しはっきりと見れるのだろうが、この点々とした光景が好きで、こちらから私の目線に入ったままを撮ってきた。
彼らは安全な場所で悠々と過ごしているのが良い。

ここでも1本の楓だが、大きく枝を広げて自由な空間を占めている。
眩いほどのもみじの連なりはないが、緑に朱という対照的な美しさを見せている。
