明日香へ行ってきました。
尾上ツヤ子先生から講演のお知らせを頂いて、万葉文化館で「宇陀 阿騎野・万葉四季の花」を傾聴して
久しぶりに大好きな万葉の世界に、ゆったりと心を遊ばせるような時間を過ごしました。
宇陀・阿騎野の四季の花の中から、34種の花と共にスライドを見ながら、三十四首の万葉歌を紹介してくださいました。
頂いた資料の中に、<四季を訪ねて、五感(視覚・臭覚・味覚・聴覚・触覚)を生かして宇陀、阿騎野の美しく知る「美知」を
体感することができれば・・・>との今回の講演のテーマが、何回も訪れている宇陀市4地区自然 文化 歴史 旧跡を思い出しながら、
詠みあげてくださる四季それぞれの花の万葉歌に、心地よい感動をおぼえました。
新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事 大友家持 二十ー四五一六
34首目の大伴家持の詠は、万葉集終焉の歌であることも、しっかり心に留めておきたいと思います。
感動の余韻を持って会場を出た時、ロビーの雛飾りと打掛が、更に万葉の世界に重複してきました。
庭園には、紅梅とマンサクの花が、早春の歓びのように、青空に向かって開花しているのが、印象的でした。