温泉街のメインの通りには、七夕参道の大きいお知らせの幕が、
道路の上の方に掲げてあります。
これを見るまでにもいくつか見てきました。
お祭りの提燈が、道路を跨いで掲げてあります。
採水場について、びっくりしました。
殆どの蛇口の前に車が留まっていて、空いているところを探すのに苦労しました。
今までこんなことがあったのは、初めてです。
梅雨のさ中に入ってからの中休みなので、皆さんはその日を狙って汲みに来たのでしょう。
思うことは同じで、他府県ナンバーの車が半数くらいありました。
採水している前の道路を隔てて、トロッコで鍾乳洞へ登って行く駅があります。
「しあわせ行き」が鍾乳洞です。
私は川向うの面不動鍾乳洞に行ったことがありますが、ここの鍾乳洞は、採水に忙しくて上ったことがありません。
連れて来てくれたご夫婦は、ご主人は美味しい豆腐を買いに、奥さんは、
陀羅尼助を買いに行っています。
私は、縁側の昔懐かしい火鉢を見つけて、ここで待っていました。
近くでいい香りがしていたのは、アマゴやアユの塩焼きでした。
お昼はお連れの方の行きつけの、食堂に案内してくれました。
案内されたのは、すぐ下が川のある、いい景色の見える所でした。
丁度川向うは、面不動への登り口です。
川には沢山の魚が泳いでいます。
水が綺麗で、底の石の一つ一つまで見える所を、
大小の魚が気持ち良さそうに泳いでいます。
アマゴ焼き定食をオーダーしてくれました。
何もかも大きくて、完食できないくらいでした。
アマゴも美味しかったし、豆腐は格別に美味しく、いい水で作られているからだと、
納得しました。
こんな景色を眺めながらの昼食は、大きな贅沢をさせてもらっているみたいです。
裏隣りに最近越していらしたご夫婦は、とても優しく、話題も豊富で、
楽しい時間が川の流れのように、ゆったりとした時間でした。