2020・9・28 撮影
九品寺の千体仏へのお詣りは、もう何年か前からできなくなっていますので、
お寺の下の駐車場辺りを、ブラブラしながら、彼岸花日よろを満喫しました。
葛城山から流れる水路に沿って、駐車場を縁どるように、
彼岸花が満開です。
土手を赤く染めるように、今年は良く咲いています。
駐車場の石垣の並びというか、石積みと手前の彼岸花の色合いが
秋の九品寺の好きなところです。
彼岸花だけでなく、大きな萩がこぼれそうに花をつけて、
谷川に秋の装いを添えています。
大和平野を見下ろせるところまで、少しずつ登ってきました。
秋桜の咲く広場からの畝傍山、左に形の良い耳成山が見えます。
この日は、空気が澄んでいるのか、大和三山のうちの
二つの山を、カメラに入れることができました。
水路に沿って番水時計があります。
膝が悪くなかったら、畦道を下ってこの時計の正面から
写したかったのですが、やはりもし転んだらとの不安があって
後ろ姿を撮りました。
中には時計が置かれていてます。
番水の時計により、当番の方が、一定の時刻になると、
用水路の水門が開けられる方向を調整し、水の流れを変え、
それぞれの田んぼに万遍なく、水が行き渡るように配水を調整をするための慣行を守っているものです。
この慣行は珍しいそうで、その背景には葛城山麓が堆積層の浅い扇状地で、
水の浸透が早いなど水を上手く配分しなければならない地形状の問題があったためといわれています。
後ろの山が葛城山です。
いよいよ彼岸花です。
明日に続きます。