聖徳太子御手植えの桜と言われる、壇上桜は本堂の裏手にあります。
その桜の周りには囲いがあって、前の扉には太子のみ印の、花橘の紋章がありました。
このお寺に芭蕉がお詣りした跡が残されています。
それは、桜の花を詠んだ俳句の句碑です。
壇上桜の紅葉は、遠くから見ますと、まるで桜の花が咲いているように
ピンク色に紅葉しています。
春の桜の頃に来た時に、桜の花がこのように沢山枝を飾っていなかったような気がします。
ご住職ご夫婦がいらしたので、桜の葉の紅葉の美しさに感動したことを、
話しますと、今年は早くに葉が1度落ちてまたこのように紅葉した葉を
付けたので、こんなのは初めてだとお話してくださいました。
広いお庭には、大きい山茶花の木もあって、今は花盛りです。
カエデもきれいに紅葉しています。
珍しい楓を見ました。
一際紅葉があでやかな木で、傍に行ってみますと、葉が細長くて
色はかえでとは違って大きい葉っぱです。
柑橘類でしょうが、何か分からないまま写しました。
大きい実が沢山ついていました。
いろは紅葉のグラデーションも、趣のあるお庭にしていました。
紅葉の名所には今年は行けなかったけれど、ふと訪れた世尊寺の
境内や、裏庭で、小春日和の中とてもいい、ささやかな、紅葉狩りができました。
お終い