画像は、8年くらい前のものです。
奈良の写真がないかしらと、フォルダの中を、ごそごそ探していて、冬の水谷茶屋の
懐かしい1枚を見つけました。
なぜこんなことをしたのかには、わけがあります。
夕方の忙しくなる前のことです。
スマホに電話がかかってきました。
Áさんからです。大学時代のクラスメートの彼女は、「あぁ良かった。話ができて。」
と、挨拶もそこそこに、学生時代そのままの早口で、話し始めました。
スマホの電話帳を整理していたら、多くの友達が電話の向こうに出ないで、
病気だったㇼ、亡くなってしまったり、「その電話は使われていません。」だったりして、
あなたのところで、やっと話せたの。」とのことでした。
お互いもう後期高齢者、彼女も膝が痛くて、ヒアルロンサンを月1回整形外科で
打ってもらっているとのこと。
またディーサービスに週1回行って体を動かしていると話してくれました。
全く私と同じです。
話しているうちに、歳をとるということは、こんなことなのだと、つくづくほっと
するような気になりました。
「これを機会にお互いまた電話しようね。」と約束しました。
85歳になって、クラスメートと語り合えることの楽しみを、届けてもらった
夕暮れ時でした。