


子供の頃はこの地では6月5日を端午の節句として、4月3日の、これも旧の雛祭りと共に、子供にとってはとても楽しみな日でした。
柏餅と、チマキは母の手作りで、分厚い米粉の皮に、これも家で炊いた小豆の餡がずしりと入った、不揃いだけど、家独特の美味しい柏餅でした。
戦時中はお砂糖も手に入らなくなっていたので、それよりももっと前の、物が不自由にならない頃の、ことだったのでしょう。
したがって私も幼稚園の頃か、まだそれより幼い頃のことだったのかもしれません。
柏餅は、蒸しあがったその日は、柔らかいのですが、翌日には硬くなっています。
それを、かんてき(七輪)に載せた金網の上で、柏の葉のまま焼いて焦げ目のついたのを食べますと、蒸したのとちがって香ばしくて美味しい柏餅になりました。
こんな思い出の中には、父がいて・母がいて・祖母もいます。
一番下の弟はまだ生まれていない頃でした。
私は祖母の歳を一年多く越しました。
母の歳まではまだ少しあります。
このような季節の節目の田舎の慣わしを思い出しながら、梅雨間近の曇り空の重い空を眺めています。
もういっぺんあの餅食べたいです・・・昔の懐かしい思い出です。
・茎にまばらにとげがある。
・秋に赤い実をたくさんつける。
・茎が節ごとに曲がり、とげもあるので
通りがかる猿でもこれに引っかかる、
の意でつけられた。
・西日本では若葉で餡餅(あんもち)を
包み、端午の節句の柏餅のカシワの
代わりに用いられる。
と、このように書かれていました。
今でも、この葉に包まれた餡子入りのお餅の売っている、道の駅などあります。
懐かしいですね。
農家の広い庭先に新しい竹ざおが立った、鯉のぼりを見ますと、この家の男の子の初節句なのだと、「おめでとう」って他所ごとながら思いますね。
少なくなっただけにことさら目立ちます。
サンキライの御餅って岐阜の名物に有ります
そういえば・・・サンキライの葉っぱにコシアンの入った餅です(独特の香りです)
柏餅に祖先でしょうか^^
すみません。
きちんとした旧暦ではないのですが、昔から1月遅れの6月5日が端午の節句だったのです。
吉野川の鯉のぼりのこの日が済むまで取り外さないのは、その名残でしょうね。
サンキライの葉が柏も葉の代わりにしていた、とんとん・とんさんのコメント、今も通用して岐阜の名物なのですね。
本家は岐阜かもしれませんよね。
秋に赤い実をつけていたので間違いないです。