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カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

Y.・もっと昔

2004年07月27日 | ▼ 思い出綴り
Y・8歳夏。
天神祭りの船渡禦を見て、ものすごい人ごみの中二人を(兄のTも一緒)はぐれさせない様に両手にしっかりと捕まえて、地下鉄乗り場に向かったが、階段を下りることが出来ないほど人があふれている。

電車を諦めて二駅歩き、やっとホテルに着いた。
疲れているだろうに、へこたれない二人の様子に、安堵と感謝。

ホテルのベット上で、ピョンピョンしていたY曰く。
「お兄ちゃん、僕ら、自慢やなあ。お祭り連れて来てくれるし、こんな、綺麗なホテルに泊めてくれる、おばあちゃん、僕の組におらん。僕のおばあちゃん自慢や。」

嬉しい気持ちを、こんな風に表現したY。

翌日買い物の抽選券で、大きなだるまを、Yは引き当てた。
Yから貰ったプレゼントを今も大切にしている。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (comugi)
2004-07-27 18:15:46
姫だるま

何故か懐かしくて

何故か切なくて

遠い昔の「思い出」と、 

言ってしまえば ただそれだけになる昔話



そうじゃないんですよね

心の奥にある 小さな塊の話しなんですよね
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魂の話 (anikobe)
2004-07-27 18:31:45
長いこと心の奥にしまったままのお話。

ブログとの出会いがなかったら、表に出ることのなかった話。おそらくY本人も忘れているでしょうが~~~
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優しい祖母 (polo)
2004-07-27 20:43:06
優しいおばあちゃん。

のちに、そのY君が、甲子園で大活躍。

おばあちゃんは、何度も応援に駆けつけます。

そして、現在も高校野球が好きだとか。

幸せなおばあちゃん。

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Unknown (anikobe)
2004-07-27 22:51:07
ありがとうpoloさん

後日、もう少しだけ、テラスで独り言をおしゃべりします。
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