迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

我が背子が来ベき宵なりささがにの蜘蛛のふるまひかねてしるしも。

2018-03-15 23:40:55 | 浮世見聞記
渋谷区の表参道で、足許に蜘蛛がゐる事に気が付いた。 浮世は万物のものにて、ここに蜘蛛がゐても一向に構わないことだが、こんな都会のアスファルト上で見るとは、やはり意外な気がする。 これは、私への何かの“暗示”だらうか──? 古来、日本人は蜘蛛を「神の使ひ」と捉へられてきた。 また、地域によって違ひはあるやうだが、朝に見る蜘蛛は縁起が良く、夜に見るのは不吉の予兆、と考へられて . . . 本文を読む
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