浮世は休止中止停止祭りのなか、上方では大相撲の春場所が無観客といふ形で開幕する。相撲は古来より厄を拂ひ、五穀豊穣國土安穏を祈念する「神事」でもあれば、かういふ時こそ執行すべきものだ。尾車親方がこの事態を部屋の弟子たちに「國難」と語ったことは、相撲の本質をもよく言ひ表してゐると思ふ。初日の様子につひて、たしかに歓声のまったく無ゐことに初めは違和感を覺へたが、しばらくして耳慣れる。──マスクが絶滅危惧 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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