東京メトロ銀座線の淺草行きを利用すると必ず、「今度の電車は淺草驛一番線の到着です」または、「二番線の到着です」と云った案内を聞かされる。一番線……?二番線……?それで何なのだ、と毎度思ふ。一番線だの二番線だのだけ言はれても、それがどちらのホームなのかわからない。「○番線は○○方面出口に近いです」くらゐまで案内してくれたら親切だが、淺草驛はどちらのホームから降りても、同じ . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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