ラジオ放送で、觀世流の「葛城(かづらき)」を聴く。出羽國羽黒山からやって来た山伏一行は、大和國葛城山で降雪に遭ひ行く手を阻まれ難澁してゐると、當山に住むと云ふ女が現れて一夜の宿を提供され、暖のもてなしをうけるうち、女は實は葛城山の女神で、今は昔、役行者のいやがらせで蔦葛に縛られてしまった我が身を救って欲しいと頼む──しんしんとした雪山の晩を彩る大和繪巻は、古麗な謠を聴いてゐても充分そ . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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