ラジオ放送の喜多流「實盛」を聴く。老武者と源氏方に侮られんがため、白き髪と髭を墨で染め、赤錦の鎧直垂をまとひ若武者と見せかけて出身地の北國で討死した齋藤別當實盛の、ひとつの人生美學。室町時代、加賀國で遊行上人が二百年も昔の齋藤實盛の靈に逢ひ、十念──「南無阿彌陀佛」と十回唱える成佛の作法──を授けた云ふ話しが京で評判になったことに世阿彌が触發され、「平家物語」に拠りながら創った曲らしいこと . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。