JR線の新橋驛前で、昔ながらの靴磨きのお婆さんを見かける。終戰後、私の祖母もやはり新橋驛前で、同じ仕事をしてゐた時期があると聞いてゐる。私が記憶してゐる祖母は、絶對的な自信をもって踊りを樂しむ“ご隠居”の姿しかなく、そこに至るまでの現役時代の話しは、本人からは聞いたことがない。昭和二十年代は、戰火を生き延びた庶民が助かった命を明日へ繋ぐために一生懸命だった時代であり、& . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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