再開発された横浜港の新港埠頭へ行ってみる。
新港埠頭と聞くと、私などは「あぶない刑事」のロケ地を思ひ浮かべるが、かつての港湾倉庫跡に新築したありふれた複合商業施設の周りには、微かながらあの頃の面影が残されてゐる。
元の位置から少しズレてはいるが、かつての門柱がそのまま残り、
埠頭の突端には大正時代に設置されたクレーンが、モニュメントとして往年の勇姿を傅へる。
ちなみにその足許にはまだ未整備ながら貨物用線路の一部が残されて、
かうしたところがなんとも心憎い。
先人の功績を尊重した街づくりこそが、
新港埠頭と聞くと、私などは「あぶない刑事」のロケ地を思ひ浮かべるが、かつての港湾倉庫跡に新築したありふれた複合商業施設の周りには、微かながらあの頃の面影が残されてゐる。
元の位置から少しズレてはいるが、かつての門柱がそのまま残り、
埠頭の突端には大正時代に設置されたクレーンが、モニュメントとして往年の勇姿を傅へる。
ちなみにその足許にはまだ未整備ながら貨物用線路の一部が残されて、
かうしたところがなんとも心憎い。
かつての景色を全て潰した再開発など、ただの破壊行為でしかない。
先人の功績を尊重した街づくりこそが、
本當に人を惹きつける上手い仕事だと、私は考へる。