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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

まさにお仲間。

2018-10-27 15:44:04 | 浮世見聞記
都内にある将棋愛好家たちの総本山に貼り出されたポスターに、

「二人とも顔つきがソックリだな……」

と思ふ。

そして、溜まり場を絶へ間なく出入りする愛好家たちを見て、彼らまでがポスターの御仁にソックリであることに、足が竦む。

櫛を通していないやうな髪型、

絶対と言って良いくらゐに掛けてゐるメガネの型、

そして顔つきそのものまで──!


これが、将棋愛好家の“標準型”なのだらうか……?


あるひは、『まづは形から』といふやつだらうか?


ソックリであることより、その主体性の無さを、面白く思ふ。


コンサート会場などへ行くと、そのアーティストのニセモノが必ず一人はいるものだが、まさかそれと同じ、といふわけでもあるまい。






伯父の猿真似が得意な或るを、その伯父が評して曰く、

「私の真似をすれば、私みたいになれるとでも、思ってゐるのかね……」
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