宝生流の「源氏供養」を観に、水道橋の能楽堂へ。
この曲は以前に金春流の舞台でも観ているが、源氏物語五十四帖の巻名を読み込んだ後半の美しい謡を、“うたい宝生”はいかに聴かせるのか、それを楽しみにして出かけたわけである。
宝生流ならではの静かな謡、シテの抑えた舞は、観る者の心に時間をかけて、その印象を刻み込む。
帰宅し、落ち着いてから今日の舞台を思い返し、
「ああ、いいものを観たな……」
と、しみじみと気付かせる。
この心憎さが、
すなわち妙技。
この曲は以前に金春流の舞台でも観ているが、源氏物語五十四帖の巻名を読み込んだ後半の美しい謡を、“うたい宝生”はいかに聴かせるのか、それを楽しみにして出かけたわけである。
宝生流ならではの静かな謡、シテの抑えた舞は、観る者の心に時間をかけて、その印象を刻み込む。
帰宅し、落ち着いてから今日の舞台を思い返し、
「ああ、いいものを観たな……」
と、しみじみと気付かせる。
この心憎さが、
すなわち妙技。