迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

闘ひの証を国の寳とす。

2017-02-15 21:05:46 | 浮世見聞記
日中は暖かだったその時間帯に、箱根湯本を訪ねる。


箱根登山鉄道の老兵を右に見ながら、



人の足元を見たやうな土産物屋街を抜け、昭和8年に完成した国の重文「旭橋」を渡り、



早川に沿ってしばらく行くと、今は通行止めになったやはり国の重文、「函嶺洞門」が。



工事中の昭和5年に発生した地震で現場が崩れる災難に見舞われながらも、翌6年に開通したこの洞門に、



わたしは箱根の峠越えと云ふ古へからの難題に挑みつづけた人々の、知恵と、苦闘の歴史を、見るのである。
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