迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

色で空気をつくる。

2020-11-11 22:17:00 | 浮世見聞記
散歩道沿ひに、赤い實がたわわに成ってゐるのを見て、思はず足を止める。



その豊潤な數に、なにやら儲けものをした氣分になる。



その時は單純にナンテンだと思ってゐたが、帰城してから調べて、ピラカンサ、又はピラカンサスと云ふ毒性をもった外来種らしいことを知る。



去年も同じことを話したやうな氣がするが、秋は植物が暖かい色を魅せる。



おそらくはさうやって、



冷たい空氣との均衡を図ってゐるのだらう。








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