迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

勝負は夏の先。

2020-07-09 18:41:00 | 浮世見聞記
“街”へ出る用事があれど、何やら気が削げたので今日のところは素直に止めにし、持ち物をお気に入りのエコバッグに持ち替へ、地元での買ひ物のみに留める。

途端にいつもの落ち着いた気持ちとなったのだから、押して出かけたら“何か”あったかもしれない。

今日の日中は雨の止み間も短く、判断は正しかったと感じる。


そのなか、このたびの大水害の名称が「令和2年7月豪雨」と改まれり。




つまり、全國が危険水域に入った、と云ふことだ。


梅雨前線の停滞がさうした自然災害をもたらすなか、もはや人災化した支那病菌の感染者が、東京都で224人を確認云々。



男娼を集中的に検査した結果が盛り込まれてゐるので、あまり驚かない。

それよりも、その224人がすでにどれだけ“市中”に病菌をばら撒いたか、私はそちらの方に注意をむける。


今日も買ひ物先で、さすがにマスクはしてゐたが無遠慮な咳をする樽男が接近して来たので、早足に避難せり。

コワイのは“無症状患者”以上に、かうした“無自覺患者”である。



一方で官は、明日からの催事入場者數の制限緩和を予定通り断行云々。

さうであらう、目的は人体感染實験なのだから……。

これでまた、翌週以降に樂しい知らせがもたらされることだらう。




この頃では散歩を兼ねた不織布マスクの“市場調査巡り”が、けっこう樂しい。



かつて至るところで眺められた、“あの”悲喜劇の演者にだけは、なりたうないによっての。


『備へあれば愁ひなし』

とは、今からのことじゃよ。




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