迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

みやびやにはなやかにくにをおもう。

2013-09-07 20:26:36 | 浮世見聞記
日本とベトナムの外交関係樹立40周年を記念した公演-「再びの出会い 二つの国の雅楽」を聴きに、横浜能楽堂へ。


遠い昔に中国で誕生した音楽はアジア諸国へと伝わり、日本では「雅楽」、ベトナムでは「ニャーニャック」と呼ばれて、ともに宮廷音楽として独自に発展した。


日本では一部の階級のみに伝承され、曲調はあくまでも厳かであるのに対し、ベトナムでは民衆の手で行われていた芸能や楽器も取り入れるなど、陽気で華やかな曲調が特色だ。


つまりそれは、国民性の違い。



その音色から漂う“香り”に、わたしは相手の国を尊重することの大切さを教えられる。
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