迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

あなたではわからない。

2012-04-07 21:27:07 | 浮世見聞記
「どうしても行くのですね」 あなたは不思議でならないと云ふ顔をしてゐる。 あなたの、 あなただけの世界では、 さぞかし さうでせう。 住んでいらっしゃるのは、 あなただけ。 あなたが手にしている定規では、 外の景色は、 けっして計れない。 狂ひが生じていることに、 あなたは気が付かない。 だからここへ、 置ゐて行くのです。 「またいつでも、戻 . . . 本文を読む
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うつらうつら。

2012-04-06 20:26:02 | 浮世見聞記
わたしはふと目を醒まして、 車窓へと目をやった。 そこには あの日のままに あなたがいた。 色を失った思ひ出が 鮮やかに息を吹き返す。 たぶん 逢えて よかったのだろう。 思ひ出は、 ふたたび 色を失ふ。 . . . 本文を読む
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じぱんぐ。

2012-04-05 18:01:46 | 浮世見聞記
Probably, it is a design in character with what Nippon! . . . 本文を読む
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ほろびぬたましい。

2012-04-04 17:38:11 | 浮世見聞記
「フォトスタジオの聖地・横浜」展を見に、横浜開港資料館へ。 時には自分の心を、 時には現実を、 ありのままに伝えたくて、 人は撮り継いでいく。 そこへ籠められた撮り手の“魂”は、 それを目にする者たちの手によって、 永久(とわ)に生き続ける。 あなたは けっして衰えることのない美しさを 手に入れたのだ! PHOTOを“寫眞”と初めて翻訳したのは、 一体誰なのだろ . . . 本文を読む
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あめとかぜにはなにができるのか。

2012-04-03 21:32:24 | 浮世見聞記
脆い街に住んでいると 人間も 脆くなるものなのだらうか なす術のない生き物に なってしまうのだらうか そんなことはない わたしたちには 経験と云ふ 武器があるのだ この失はれぬ財産があるかぎり この脆い街でも 生きることができる。 あとは おのれの足で この地に 立てるかだ おのれの足で . . . 本文を読む
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とわなりけり。

2012-04-02 13:46:15 | 浮世見聞記
あなたに出逢ふと わたしはいつも かわらぬあなたに 心を うたれる。 あなたの姿に わたしはいつも かはらぬことの意味を 教へられる。 わたしの心も さうでなくては なりますまひね。 . . . 本文を読む
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まきぎぬ。

2012-04-01 15:15:06 | 浮世見聞記
他に何か出来ることがあれば、 そのために命が助かることもある。 その意味は、 とても、 大きい。 それだけしかないと云うことは、 あらゆる幅も、 それだけしかないと云うこと。 そんなのハッキリ言って、 つまらないね。 なんでも見て なんでも聞いて なんでも触れて 答えなんてそれからで充分だ。 せっかく、 いま、 生きているのだ。 . . . 本文を読む
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