迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

うつらうつら。

2012-04-06 20:26:02 | 浮世見聞記
わたしはふと目を醒まして、

車窓へと目をやった。



そこには

あの日のままに

あなたがいた。



色を失った思ひ出が

鮮やかに息を吹き返す。




たぶん

逢えて

よかったのだろう。





思ひ出は、

ふたたび

色を失ふ。
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