ヤンゴンはミャンマーのいちばん南に位置する元の首都である。
そこから北のマンダレーに移動するには、バスでも列車でも夜行で一晩かかる。 東京から大阪に行くようなものだ。で、国内線の飛行機を使うことになった。 マンダレーの飛行場には1時間余りで到着。そこにいたタクシー運転手の姿を見て私たちは思わず頷き合った。ベトナムでは見かけることのなかったロンジースタイルの男性の姿がそこにあった。それがまたダンデーだったのだ。
上の写真は、ミャンマーでは高名な画家の先生のロンジー姿。色の組み合わせがなかなか素敵だ。
ランジーとは、一枚の布をぐるっと輪に縫った腰巻のようなもの。ビルマ語で男性用をパッソー、女性用をタメインという。写真下のように、普段着にも
このようにロンジーを使う。1枚の布は洗濯も簡単、干すのも簡単、木綿だから着ていて涼しい。1枚の布を巻き付ける方法はサリーも同じ、暑い国のナチュラル・ファションなのだろう。
白いワイシャツに光沢のあるロンジー姿で飛行機に乗っている男性。華奢な美しい腰に派手なのロンジーを巻いている娘さん等々、たくさんの素敵なロンジー姿に出会ったのだがいい写真がないのが残念!
上の写真は、カッチン族の手刺繍の布地。私が購入して女の子にロンジーに仕立ててもらった。驚くほど安い。手仕事が賃金に換算されていないのだ。