朝、ゴミ出しに行こうとしたら、家に隣接する空き地が何やら花畑のように華やいでいる。
白とピンクの菊のような花が、50~60センチくらいの高さで咲いていて、思わずハッとするように美しい。
一瞬目を疑ったが、よく見るとそれは嫌われものの雑草「ハルジョオン」(ヒメジョオン?)に違いない。
春の雨と気温の上昇で一気に花が咲いたのだろう、昨日までは緑の空き地が花畑のようになった。
でも、雑草嫌いの近くの住人は、明日にもこの雑草を刈り取るに違いない・・・。
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「ウイキペディア」によると
「ヒメジョオン」は、1865年頃にアメリカから観葉植物として導入されたが、明治時代には雑草となった帰化植物。現在では全国に広がり、山間部にも入り込んで、在来種の植物の生育を邪魔する可能性があり、とくに自然豊かで希少な植物が多く生育する国立公園や亜高山帯では問題となる。そのため、ヒメジョオンはハルジオンとともに要注意外来生物に指定されているほか、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されている。
なるほど、刈り取られるのにはそれなりの理由があるのだ。
繁殖しすぎること。生体系に悪い影響を及ぼすこと。
でも、それって植物に限ったことではないよね。アメリカ文化はもはや日本文化の主流だし、ファッションや音楽にも国際はない。何をとっても純国産種を守るのは至難の技だ。家の庭の山野草を守るにはハルジョオンを締めだすしかないか!
しかし、 懸命に命を謳歌しているこの花に罪はない。
雑草は 所詮雑草 されど雑草