ほのぼのしたクリスマスストーリーのあとは
クリスティの"Why Didn't They Ask Evans?"を読み始めました。
クリスティと言えばベルギー人のポワロとセント・ミアリー・ミードに住む
ミス・マープルが有名ですが、どちらも登場しない「冒険もの」と呼ばれる作品も
けっこうあります。
本格ミステリに較べると知名度も低いようですが、クリスティの作品の
ベスト10と言われたら、「茶色の服を着た男」とこの「謎のエバンス」は
絶対にはずせません。
崖から転落した瀕死の男性を見てドクターがこう言います。
"His number's up, poor fellow"
number is up というのは運がつきる、ここではもう助からない、死が迫ってるという意味。
そういえば「愛しのローズマリー」という映画に
"Jig is up" という表現が出てきました。
これも「万事休す」という意味だったので、似てますね。