新シリーズは主人公Avison Fluke が大病から現場に復帰したばかり、というところから始まります。
主人公は変わっても「読ませる」作者の文章は変わらないので、これも楽しく読んで行けそうです。
上司はすぐに解決する殺人事件だと決めつけているが、Fluke はそうではないという予感がしています。
そんなFlukeに上司はこう言います。
When you hear hooves, think horses Fluke, not zebras.
ひづめの音が聞こえたら、シマウマではなく馬だと思え。
これはたいていある症状から病名を推測する場合に、珍しい病気ではなく、ありふれた病気を疑えという時に使われます。
zebra だけで、「珍しい病気」という意味でも使われます。
今回は病気ではなく、殺人事件ですが。
ところで"zebra" は日本語だと「ゼブラ」ですが、英語の発音は「ゼブラ」ではなく「ジーブラ」みたいな感じ。でもイギリス英語だと「ゼブラ」と発音してるんですよね。
和製英語だと思っていたらイギリス英語では同じように言ったり、発音もイギリス英語の方が日本語のカタカナ英語に近いことってけっこうあります。
これからもレギュラーメンバーになるのかどうかはわからないんですが、Lucy というentomology の専門家が登場します。
entomology は「昆虫学」。
現場に残された「虫」から事件の解決に繋がる、なんて展開になるんだろうか。
何だか「CSI」のグリッソムを思い出すなあ。