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昨夜の雷雨でPCにダメージが!復旧に疲労困憊のネーさです、こんにちは。
「かみなりにィ、ちゅゥいィをッ! こんにちわッ、テディちゃでスッ!」
本日ご紹介いたしますのは、
雷ならぬ人の手で造り上げたものか、
はたまた機械による近代の生産品なのかとしばしば話題に上る或る物件――
水晶髑髏を扱った御本です。
「ぎゃひッ! がいこつゥ!」
テディちゃ、流行に敏感なテディベアは『スカル』って言わなくちゃ。
「す、すかるゥ……?」
そうです、スカル! 憶えましたか?
では、あらためまして、こちらをどうぞ~!
―― 神秘のオーパーツ クリスタル・スカルの謎 ――
著者は並木伸一郎さん&山口直樹さん、’08年6月に発行されました。
副題に『古代マヤの遺跡から発見された驚異の水晶頭蓋骨』とあります。
「ず、ずがいィ……!
あれッ、でもォ……すいしょゥ? くりすたるゥ?
ほんもののォ、どくろォじゃないィのォ?」
そうなんですよ。
クリスタル・スカルと呼ばれるこれらのドクロさんたちの、素材は天然石です。
水晶や、紫水晶(アメジスト)、ラピスラズリ(瑠璃)、
アマゾナイト(天河石)などなど。
「ふむゥ、きらきらァしてるゥでスゥ……」
伝説に彩られ、視覚的にも印象深いクリスタル・スカルは、
小説や、映画の題材にもなりました。
ネット世界でも奇説異説が飛びかい、
スカルが造られた目的、使用法、制作年代についての論議が
盛んに行われています。
多くのスカルは、19世紀に作られたものではないかと推測されていますが、
「えェ~、19せいきィ、でスかァ?
それはァ、そんなにィむかしィじゃないィでスゥ~」
いえ、例外もひとつ。
《ヘッジス・スカル》と呼ばれるスカルだけは、
他のスカルとは全く違う出来なのだそうです。
内部に傷や曇りのない、
ほぼ人間の頭部に等しい大きさの透明な水晶で造られたスカルは、
非常に精緻で、美しいもの。
下顎部分が外れる仕組みになっており、
歯の一本一本も、精妙に仕上げられています。
大英博物館所蔵のスカルさえも、
《ヘッジス・スカル》の完成度には遠く及びません――
「ふァ~、すゥごいィ~」
《ヘッジス・スカル》はどこから来たのか?
ヘッジス・ファミリーの所有となった経緯は?
著者の並木さんと山口さんの調査レポートは
読んでいてわくわくさせられます。
ヒューレット・パッカード社研究所も解明し切れなかった
クリスタル・スカルの魅力!
「れきしィろまんッ、なのでスねッ」
ただ、御本の後半は……いきなりアトランティスや洪水の御話になってしまい、
ちょっと戸惑いましたが……
出来れば、もっともっとスカルの科学的な検証や細密な資料について
知りたかったなあ、と。
「むむゥ、れきしィろまんはァ、ふくざつゥでス……」
オーパーツ、古代文明、歴史ロマン大好き!な御方にお奨めです♪
映画でスカルに興味を持った御方も、ぜひ!
スカルが一堂に会したその時、何かが起こる?のかも?
伝説の真偽やいかに?!
「12こォ、あつめェないとッ」
12個?
あらっ、ネーさは13個のスカルって聞いたわ?
「えェッ? 12ィ? 13ン~? どッちィ??」
えーと、どっちでしょうか……?
「やぱりィ、ふくざつゥ、なのでスゥ」