テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

カエルにパニック!

2008-09-20 23:07:30 | その他
「ネーさ!ちびッこのォ、かえるゥ、めェ~ッけたでスよッ!」

 それはね、テディちゃ、根付のカエルちゃんなんですよ。
 お財布などに付けたりする、アクセサリーの一種です。
 ミニサイズの緑カエルちゃん、可愛いでしょ♪

「とべッ! じゃんぷゥ~しちゃうゥのだッ!」

 あのね、本物のカエルちゃんではないんですから……わッ?!

 (なんと!画像の撮影直後、カエルちゃんがテディちゃの手から
  ぽとんと転がり落ちました!その様子はまるで……!?)

「わぱッ♪ とんだァのでスッ♪♪」

 ぐ、偶然だわ! こ、これは偶然に違いありませんっ!
 
「きゃぱぱァ~♪ もッとォ、とんじゃえェッ♪」

 ひいいいっ!今度は何が?!?

 (いえ、別に何も……) 
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《本格》路線疾走のミステリを!

2008-09-20 13:55:45 | ブックス
 こんにちは、台風直撃を免れてホっとしているネーさです。
 テディちゃ、今朝は鎌倉あたりではとても良い波が来たそうですよ。

「むきょッ♪ なみのりィ~♪」 (←実は陸サーファーなのでありました)

 高さは肩から頭、面やや荒れで、上級者向け!

「むぽッ♪ ちがさわぐゥ、のでス!」(←ボードも持っていないのに…)

 では、波乗り野郎の血が騒ぐように、
 ミステリ好きの血が騒ぐ一冊を、本日は御紹介いたしましょう!
 《本格》の要素を、これでもか!と詰め込んだ意欲作です!
 はい、お待たせしました、こちらを、どうぞ~!



              ―― 復讐者の棺 ――


 
 著者は石崎幸二さん、’08年8月に発行されました。
 理系サラリーマン石崎さんと女子高生のミリアちゃん&ユリちゃんの御三方が
 名探偵ぶりを颯爽と見せつける?人気シリーズの最新刊です。

「ほんかくゥ、なのでスかァ……」

 《本格ミステリ》であり、
 また同時に《本格ミステリのパロディ》たらんと、
 著者さんは意識しているようです。
 次から次へと起こる事件、
 しかも、その舞台は、孤島!
 これだけで、ミステリファンならばニヤリとしてしまいますね。
 いったい、どんなトリックが仕掛けられているのか?と。

「ふむむゥ。こッちもォ、じょうきゅうしゃむけェ、なのでスかァ?」

 いいえ、初心者さんも、
 シリーズの前作を読んでいない御方も、御遠慮なく。
 ミリアちゃん&ユリちゃんの楽しい掛け合いが、
 瞬く間に読み手を別世界へ連れて行ってくれるんです――

 櫻藍女子学院高校は、深窓の御令嬢ばかりが通う私立の名門校。
 ミリアちゃんとユリちゃんも、お嬢さまらしく、
 部室でマンガを読み、
 ゲームなぞして遊び呆けておられます。

「……ふァァ??」

 教師に隠れてごろごろする場所が欲しくて、
 いえ失礼、部室というものが欲しくて、
 『ミステリィ研究会』の看板を掲げた二人は、
 友人の仁美ちゃん、
 ミステリィ研の顧問である石崎さんをたきつけ、
 伊豆半島南端にある『孤島』への旅に出発しました。

 いえ、孤島といっても、
 岸のマリーナからよく見えるほど近い位置にある島なんです。
 再開発中のテーマパークを管理している有名企業の人たちが常駐し、
 携帯電話もちゃーんと圏内で、
 怖いことなんて何にもない、はずだったのですが。

 島に上陸した一行を待っていたのは、事件!!

「はァ~、やぱりィ、でスねッ」

 風光明媚な景色をめでる暇もなく、
 ミリアちゃんユリちゃん石崎さんは巻き込まれてしまいました。
 でも、凄惨な事件だからといって、怖気づいてはいられません。
 生き延びるためにはボケだって解禁よ!
 ミステリィ研の三人組は、
 あの手この手で犯人探しに乗り出します。
 《復讐者》と名乗る、その正体は……いったい、だれ?

「がんばッてねェ~♪」

 古典的な?
 不真面目なような真面目なような?
 トリッキィな?それともストレートな?
 文中で連呼される《本格》へ、果敢に挑む快作です。
 ミステリ好きさんは、ぜひ~!

「みんなァ、しまからァ、かえッてこられるゥかなァ……?」
 
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