テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ごち♪

2008-09-21 23:15:33 | 美味
 はいっ、新作と思われるお菓子を発見いたしましたよ!
 プリングルズの《期間限定 ベーコンサワークリーム》!
 実食ですよ~、テディちゃ。

「ふァいッ! いただくゥでス! かえるちゃんもォ、いッしょにィ!」

 はいはい、みんなでいただきましょう。もぐ、っと!

「もぐッとォ、もぐもぐゥ~」

 サワークリームの名に違わず、酸味がありますね。
 でも、食感が軽いので、さくさくっと食べられちゃいます。

「はむはむッ、さくさくッ!
 あァ~、もォなくなッちゃッたでスよゥ~」

 50g入りの小さな缶ですから、食べ切りサイズなのでしょう。
 美味しゅうございました♪ ご馳走さまでした~♪

「ごちでェござりましたァ……ちェッ」(←やや物足りないもよう……?)
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伝説の《野槌》、いずこ。

2008-09-21 13:58:52 | ブックス
「ぷぷゥッ、くすくすッ」

 あらっ、テディちゃ、何がおかしいんですか?

「ぷふふッ♪
 だッてェ、ネーさ、きょうのォ、ごほんッ、わらッちゃうでスゥ~」

 笑って……しまうかもしれません、表紙だけを見たなら。
 でも、これはシリアスな御本なんですよ。

「えぇ~ッ? ほんとゥ??」(←明らかに疑い中)

 本当です!
 では、御紹介いたしましょう! 本日の一冊はこちらです!



            ―― ツチノコの民俗学 ――


 
 著者は伊藤龍平さん、’08年8月に発行されました。
 副題に『妖怪から未確認動物へ』とあります。

「ぷふッ、つちのこォ! くすくすッ」

 そう、その名を聞けば、皆が思わずクスっと笑ってしまうような、
 伝説の珍獣が――《ツチノコ》。
 最近は未確認動物=UMAなどとも称されていますね。
 一般的なイメージでは、
 蛇に似ていて、
 胴が太くて、
 山の中に棲んでいて……というところでしょうか。

「ぷぷッ、いるはずゥないィのでスッ」

 と思っていました、この御本を読むまでは。

「ほぺッ??」

 ツチノコが巷間でブームになったのは1970年代のことでした。
 しかし、それ以前にも、
 このような《いきもの》の情報がなかった訳ではないんです。

 例を挙げれば、
 『画図百鬼夜行』で知られる鳥山石燕さんは
 《野槌》なる妖怪?の画を描いています。
 ということは、江戸の昔の、もっと昔に、
 物語は出来上がっていたのだとも言えますね。

「ほほゥ? れきしィ、あるのでスねッ?」

 異形の蛇に関する記述、伝説は、他にも多数あるようです。
 南方熊楠さんは『十二支考』の中で
 《野槌》を論じました。
 柳田國男さんも『妖怪名彙』で、同類と思われる
 《ツチコロビ》《ツトヘビ》を考察しています。
 折口信夫さんも、神霊としての《野槌》について語っています。

 日本民俗学のマエストロさんたちに
 きちんと認識されていた《野槌》。
 その《野槌》が、どのような経緯で
 《ツチノコ》として世に知られるようになったのか?
 《野槌》と《ツチノコ》の違いは?
 それぞれの、姿形は? 大きさは? 特徴は?
 
 ツチノコの存在を断言・立証するのではなく、
 古書から、伝承やインタヴューから、
 ツチノコの存在を掘り起こそうと試みるこの御本は、
 一篇のミステリィにも似ています。
 豊富な図版が、各章をきりっと引き締めてもいます!
 水木しげるさんの画、
 『ドラえもん』のツチノコももらさず収録されました!

「うぎゃきゃッ、けッこうゥこわいィ!」

 UMA?とバカにする前に、ぜひ一読を!
 お奨めですよ~♪

「でもォ、つかまえないでッ! そッとしておいてあげるのでスよォ!」
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