漫画『ワンピース』ファンの方々!
1月4日に発売された週刊少年ジャンプ新年5・6合併号を御覧になりましたかー?
巻頭カラーの『ワンピ』見開きイラストが、
ホントのホントに息をのむ美しさ!
未見の御方は急ぎ本屋さんへ走ってくださいね!
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
さあ、本日も初春らしい一冊で読書タイム!
活字マニアの皆さま、こちらを、どうぞ~!
―― 御師 弥五郎 ――
著者は西條奈加さん、’10年11月に発行されました。
『お伊勢参り道中記』と副題が添えられています。
『御師』は『おんし』とお読みくださいね。
「わおゥ!
おいせまいりィッ!」
「がるがるるぐるぐるる!」(←訳:お伊勢さまへの参詣だね!)
伊勢神宮――
その歴史は古く、
平安時代には既に、人々の信仰を集め、
貴賓たちも参詣を繰り返しておりました。
現代でも、
そして、お江戸の時代にも、
お伊勢さまへお参りすることは
こころ浮き立つ憧れの旅、
一大イベントだったようです。
この御本の主人公、
弥五郎(やごろう)さんは、
お伊勢参りを行う人たちの
道中の宿泊や、
伊勢での参拝など、
旅のスケジュール全般を手配する
一種のツアーコンダクターさん、なんですね。
いえ、ツアコンのおにいさん!なんて呼んではいけませんよ。
『御師』は神主さんと同じように神職であり、
御師の手代である弥五郎さんもまた、
手代見習いとはいえ、
神職さんなのですから。
「ふむふむゥ?
おいせまいりィのォ、あんないやくさんッ!」
「がるるるるーぐるるる?」(←訳:でも観光業はたいへんそうだよ?)
ええ、観光案内業務は見た目より激務であるというのは
古今東西、共通の認識です。
弥五郎さん、
とある大店の主人さんが賊に襲われたところを助けたのが縁で、
その主人さんから頼まれてしまいました。
伊勢詣(いせもうで)への同行を
おまえさんにお願いしたい――
「ごしめいィ、でスねッ!」
「ぐるるーがるるー!」(←訳:江戸からお伊勢へ!)
けれど、弥五郎さん、
よござんす!
と、すぐには答えられませんでした。
出来れば、伊勢へ行きたくない事情がある……
そして大店の主人さんも、
明かしたくない事情を抱えている……
弥五郎さんたち、
『講(こう)』というグループを組んで
お伊勢参りに出立するお江戸の町人さん十人も加わっての
西への旅の雲行きは……
「あやしいッ!」
「がるぐるぐる!」(←訳:危険な匂いがする!)
『御師』。
現代の私たちには聞き慣れぬ、けれど、はるかな昔から、
日本の津々浦々に伊勢信仰を広めていった神職さんたちが
新たな時代小説のヒーローさんとなりました♪
弁は立たねど腕は立つ、
弥五郎さんのスーパーツアコンぶりや、如何に!
「めでたきィ、おいせまいりでェ、どくしょはじめッ♪」
「がるがるぐるる~!」(←訳:道中はきっと晴天~!)
室内派の活字マニアさんも、
うちそろって弥五郎さんのツアーに便乗を!
1月4日に発売された週刊少年ジャンプ新年5・6合併号を御覧になりましたかー?
巻頭カラーの『ワンピ』見開きイラストが、
ホントのホントに息をのむ美しさ!
未見の御方は急ぎ本屋さんへ走ってくださいね!
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
さあ、本日も初春らしい一冊で読書タイム!
活字マニアの皆さま、こちらを、どうぞ~!
―― 御師 弥五郎 ――
著者は西條奈加さん、’10年11月に発行されました。
『お伊勢参り道中記』と副題が添えられています。
『御師』は『おんし』とお読みくださいね。
「わおゥ!
おいせまいりィッ!」
「がるがるるぐるぐるる!」(←訳:お伊勢さまへの参詣だね!)
伊勢神宮――
その歴史は古く、
平安時代には既に、人々の信仰を集め、
貴賓たちも参詣を繰り返しておりました。
現代でも、
そして、お江戸の時代にも、
お伊勢さまへお参りすることは
こころ浮き立つ憧れの旅、
一大イベントだったようです。
この御本の主人公、
弥五郎(やごろう)さんは、
お伊勢参りを行う人たちの
道中の宿泊や、
伊勢での参拝など、
旅のスケジュール全般を手配する
一種のツアーコンダクターさん、なんですね。
いえ、ツアコンのおにいさん!なんて呼んではいけませんよ。
『御師』は神主さんと同じように神職であり、
御師の手代である弥五郎さんもまた、
手代見習いとはいえ、
神職さんなのですから。
「ふむふむゥ?
おいせまいりィのォ、あんないやくさんッ!」
「がるるるるーぐるるる?」(←訳:でも観光業はたいへんそうだよ?)
ええ、観光案内業務は見た目より激務であるというのは
古今東西、共通の認識です。
弥五郎さん、
とある大店の主人さんが賊に襲われたところを助けたのが縁で、
その主人さんから頼まれてしまいました。
伊勢詣(いせもうで)への同行を
おまえさんにお願いしたい――
「ごしめいィ、でスねッ!」
「ぐるるーがるるー!」(←訳:江戸からお伊勢へ!)
けれど、弥五郎さん、
よござんす!
と、すぐには答えられませんでした。
出来れば、伊勢へ行きたくない事情がある……
そして大店の主人さんも、
明かしたくない事情を抱えている……
弥五郎さんたち、
『講(こう)』というグループを組んで
お伊勢参りに出立するお江戸の町人さん十人も加わっての
西への旅の雲行きは……
「あやしいッ!」
「がるぐるぐる!」(←訳:危険な匂いがする!)
『御師』。
現代の私たちには聞き慣れぬ、けれど、はるかな昔から、
日本の津々浦々に伊勢信仰を広めていった神職さんたちが
新たな時代小説のヒーローさんとなりました♪
弁は立たねど腕は立つ、
弥五郎さんのスーパーツアコンぶりや、如何に!
「めでたきィ、おいせまいりでェ、どくしょはじめッ♪」
「がるがるぐるる~!」(←訳:道中はきっと晴天~!)
室内派の活字マニアさんも、
うちそろって弥五郎さんのツアーに便乗を!