いま、お花屋さん店頭で可愛らしいのは、カラフルなスイートピーたち!
いちばんのお気に入りはピンク!なネーさです、こんにちは~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
はなはァ、さくらッ♪」
「がるるー!ぐるるるーる!」(←訳:虎ですー!フリージアがいいよ!)
虎くんがフリージア……?
てっきりタイガーリリーかと思いましたが、
好みって人それぞれ、クマもトラもそれぞれ、ですわね。
でも、本日ご紹介いたしますのは、
かねてよりベストマッチなカップルとされる
建築とミステリが出逢った一冊です。
こちらを、どうぞ~!
―― 長い廊下がある家 ――
著者は有栖川有栖さん、’10年11月に発行されました。
表紙には小さく、『TE HOUSE WITH A LONG PASSAGE』と英題が記されています。
「ながいィ~ろうかッ??」
「ぐるるるがるがるるるがる!」(←訳:きっと大きな邸宅なんだね!)
和風庭園に囲まれた美麗な御屋敷の、ウグイス張りの長い廊下……
或いは歴史ある洋館の、御先祖さまたちの肖像画が飾られたギャラリー……
映画や物語に出てくる廊下というと、
そういったイメージを抱きがちですが、
この御本に登場する廊下は
廊下であって廊下ではないようです。
――廊下というより、トンネル。いや、地下通路ですね――
廊下を目にした日比野浩光(ひびの・ひろみつ)くんは
そう感想を述べました。
窓ひとつない、
長い長い通廊……
その距離、50メートル超?
「それはまたッ、ろんぐさいずゥ!」
「ぐるるーがるがる!」(←訳:ただならぬ長さだ!)
不思議な廊下を持つ家を、
日比野くんが知ったのは偶然でした。
大学の卒業論文の下調べをしようと、
京都府の或る山林地域に踏み入った彼は、
みごとに道に迷ってしまったのです。
ようやく人家を発見した!と思ったら、
そこは知る人ぞ知る……心霊スポット?!?
「ぎややややぎゃ~ッ!」
「がるるるっ!」(←訳:勘弁してっ!)
折から、そのお家を取材しに来ていた雑誌社の記者さんたちは、
疲れ切っていた日比野くんに
食事をさせてくれ、
長い廊下がある家の内部を案内してもくれました。
霊感ゼロな日比野くんに
妖しのモノは視えませんでしたが、
その翌日――
「やなよかんッ、やなよかんッ!」
「ぐるるぐるる!」(←訳:くわばらくわばら!)
長い廊下に、
轟いたのは悲鳴!
事件です!
「むぱゥ!
へんてこなァ、たてものにィ、ちかづいてはァ、いけませんッ!」
「ぐるがるぐるがる~!」(←訳:必ず事件が起きるんだ~!)
表題作の中編『長い廊下がある家』、
そして短編3作品を収録した
犯罪学者の火村英生が探偵役を務める有栖川さんの人気シリーズ最新刊、
年末年始のお休みにもう読ませていただいちゃったよ♪
というミステリ好きさんも大勢おられることでしょう。
まだ読んでないわ!という御方は、ぜひ!
火村センセの鋭い推理が
どの作品でもスパークいたします!
「ひむらせんせいにィ、おしょうがつはァ、あるのかなッ?」
「がるぐるっ!」(←訳:ないかもっ!)
いちばんのお気に入りはピンク!なネーさです、こんにちは~♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
はなはァ、さくらッ♪」
「がるるー!ぐるるるーる!」(←訳:虎ですー!フリージアがいいよ!)
虎くんがフリージア……?
てっきりタイガーリリーかと思いましたが、
好みって人それぞれ、クマもトラもそれぞれ、ですわね。
でも、本日ご紹介いたしますのは、
かねてよりベストマッチなカップルとされる
建築とミステリが出逢った一冊です。
こちらを、どうぞ~!
―― 長い廊下がある家 ――
著者は有栖川有栖さん、’10年11月に発行されました。
表紙には小さく、『TE HOUSE WITH A LONG PASSAGE』と英題が記されています。
「ながいィ~ろうかッ??」
「ぐるるるがるがるるるがる!」(←訳:きっと大きな邸宅なんだね!)
和風庭園に囲まれた美麗な御屋敷の、ウグイス張りの長い廊下……
或いは歴史ある洋館の、御先祖さまたちの肖像画が飾られたギャラリー……
映画や物語に出てくる廊下というと、
そういったイメージを抱きがちですが、
この御本に登場する廊下は
廊下であって廊下ではないようです。
――廊下というより、トンネル。いや、地下通路ですね――
廊下を目にした日比野浩光(ひびの・ひろみつ)くんは
そう感想を述べました。
窓ひとつない、
長い長い通廊……
その距離、50メートル超?
「それはまたッ、ろんぐさいずゥ!」
「ぐるるーがるがる!」(←訳:ただならぬ長さだ!)
不思議な廊下を持つ家を、
日比野くんが知ったのは偶然でした。
大学の卒業論文の下調べをしようと、
京都府の或る山林地域に踏み入った彼は、
みごとに道に迷ってしまったのです。
ようやく人家を発見した!と思ったら、
そこは知る人ぞ知る……心霊スポット?!?
「ぎややややぎゃ~ッ!」
「がるるるっ!」(←訳:勘弁してっ!)
折から、そのお家を取材しに来ていた雑誌社の記者さんたちは、
疲れ切っていた日比野くんに
食事をさせてくれ、
長い廊下がある家の内部を案内してもくれました。
霊感ゼロな日比野くんに
妖しのモノは視えませんでしたが、
その翌日――
「やなよかんッ、やなよかんッ!」
「ぐるるぐるる!」(←訳:くわばらくわばら!)
長い廊下に、
轟いたのは悲鳴!
事件です!
「むぱゥ!
へんてこなァ、たてものにィ、ちかづいてはァ、いけませんッ!」
「ぐるがるぐるがる~!」(←訳:必ず事件が起きるんだ~!)
表題作の中編『長い廊下がある家』、
そして短編3作品を収録した
犯罪学者の火村英生が探偵役を務める有栖川さんの人気シリーズ最新刊、
年末年始のお休みにもう読ませていただいちゃったよ♪
というミステリ好きさんも大勢おられることでしょう。
まだ読んでないわ!という御方は、ぜひ!
火村センセの鋭い推理が
どの作品でもスパークいたします!
「ひむらせんせいにィ、おしょうがつはァ、あるのかなッ?」
「がるぐるっ!」(←訳:ないかもっ!)