大寒!
暦の上ではいっちばん寒~い!というこの日が過ぎて、
明日からは暖かくなればいいなぁ、
各地の雪も減るといいなぁ……と願うネーさです、こんにちは。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ、カイロを腰や背中や、肩こりさんは肩にぺたんと貼ったなら、
本日も読書タイム!
暦に刻まれる今日という日には、
日本史に刻まれるこの御方についての一冊を、どうぞ~!
―― 利休入門 ――
著者は木村宗慎(きむら・そうしん)さん、’10年1月に発行されました。
写真が多数掲載されていて、
ヴィジュアルの面からもとても分かりやすい構成の
『とんぼの本』シリーズ、
この御本のテーマは……千利休さん。
「ふァいッ!
テディちゃ、しッてまスゥ!
おちゃのォ、ひとでスゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:うん、茶人さんだよね!)
日本の文化史、というよりは、
日本の歴史にその名をくっきりと刻む《美》の匠、
千利休さん(1522~1591)。
先ずは、表紙のお写真の《美》に
目が吸い寄せられます。
利休さん作の竹花入に
お花は川瀬敏郎さんの手によるもの。
小さな白い花は、豆朝顔、だそうです。
撮影が行われたのは大徳寺瑞峯院安勝軒……
お茶をなさる方々には、
深い意味を持つ場所ですね。
「きんぴかッ、ではありませんでスよゥ!」
「ぐるるるーがるがるる?」(←訳:噂の金の茶室はどこ?)
かつて太閤秀吉さんが作らせた組立式三畳の黄金の茶室から、
現在は国宝になっている利休さん作の待庵、
或いは大名さんたちが居並んだであろうお城の広間で、と
利休さんは多様な《茶》をプロデュースなさいました。
けれど私たちは、
数百年の年月に隔てられ、
利休さんの《茶》が実際にはどんなものであったのか、
ぼんやりと想像することしか出来ません。
幾百もの言い伝え、本当か嘘か判然としない伝説の、
どれが本当の利休さんの姿なのでしょう?
著者の木村さんは一歩ずつ、
望遠鏡で星を探す人のように、
利休さんの輪郭を点描してゆきます。
平易な言葉で、
写真や図版資料とともに、
ゆるゆると――
「うむッ!
おちゃにはァ、くわしくないィテディちゃにもォ、ついてゆけまス!」
「がるるぐるる!」(←訳:初心者でもオッケー!)
ユーモアもちゃあんと加味されておりますよ。
60ページ&61ページでは、
日本画家さんであり、書物の表紙画や装丁でお馴染みの
山口晃さんによる
ミニドラマ?『北野大茶湯の一日』が
微笑ましくも渋~い光を放っています!
最後のコマの、山口さん描く利休さんの横顔が……後日の運命を予感させる!
って言ったら大げさかしら?
「うんめいッ……!」
「がるる……!」(←訳:宿命……!)
難しそうでいて、
でもちっとも気取ったところのない
利休さん研究入門書、
お茶にはボクあんまり興味は……という御方も、
ぜひ御一読くださいな♪
歴史好きさんも、ぜひ~!
「りらッくすしてェ、むかしむかしィにッ!」
「ぐるるーがるる!」(←訳:時間旅行をー!)
暦の上ではいっちばん寒~い!というこの日が過ぎて、
明日からは暖かくなればいいなぁ、
各地の雪も減るといいなぁ……と願うネーさです、こんにちは。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ、カイロを腰や背中や、肩こりさんは肩にぺたんと貼ったなら、
本日も読書タイム!
暦に刻まれる今日という日には、
日本史に刻まれるこの御方についての一冊を、どうぞ~!
―― 利休入門 ――
著者は木村宗慎(きむら・そうしん)さん、’10年1月に発行されました。
写真が多数掲載されていて、
ヴィジュアルの面からもとても分かりやすい構成の
『とんぼの本』シリーズ、
この御本のテーマは……千利休さん。
「ふァいッ!
テディちゃ、しッてまスゥ!
おちゃのォ、ひとでスゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:うん、茶人さんだよね!)
日本の文化史、というよりは、
日本の歴史にその名をくっきりと刻む《美》の匠、
千利休さん(1522~1591)。
先ずは、表紙のお写真の《美》に
目が吸い寄せられます。
利休さん作の竹花入に
お花は川瀬敏郎さんの手によるもの。
小さな白い花は、豆朝顔、だそうです。
撮影が行われたのは大徳寺瑞峯院安勝軒……
お茶をなさる方々には、
深い意味を持つ場所ですね。
「きんぴかッ、ではありませんでスよゥ!」
「ぐるるるーがるがるる?」(←訳:噂の金の茶室はどこ?)
かつて太閤秀吉さんが作らせた組立式三畳の黄金の茶室から、
現在は国宝になっている利休さん作の待庵、
或いは大名さんたちが居並んだであろうお城の広間で、と
利休さんは多様な《茶》をプロデュースなさいました。
けれど私たちは、
数百年の年月に隔てられ、
利休さんの《茶》が実際にはどんなものであったのか、
ぼんやりと想像することしか出来ません。
幾百もの言い伝え、本当か嘘か判然としない伝説の、
どれが本当の利休さんの姿なのでしょう?
著者の木村さんは一歩ずつ、
望遠鏡で星を探す人のように、
利休さんの輪郭を点描してゆきます。
平易な言葉で、
写真や図版資料とともに、
ゆるゆると――
「うむッ!
おちゃにはァ、くわしくないィテディちゃにもォ、ついてゆけまス!」
「がるるぐるる!」(←訳:初心者でもオッケー!)
ユーモアもちゃあんと加味されておりますよ。
60ページ&61ページでは、
日本画家さんであり、書物の表紙画や装丁でお馴染みの
山口晃さんによる
ミニドラマ?『北野大茶湯の一日』が
微笑ましくも渋~い光を放っています!
最後のコマの、山口さん描く利休さんの横顔が……後日の運命を予感させる!
って言ったら大げさかしら?
「うんめいッ……!」
「がるる……!」(←訳:宿命……!)
難しそうでいて、
でもちっとも気取ったところのない
利休さん研究入門書、
お茶にはボクあんまり興味は……という御方も、
ぜひ御一読くださいな♪
歴史好きさんも、ぜひ~!
「りらッくすしてェ、むかしむかしィにッ!」
「ぐるるーがるる!」(←訳:時間旅行をー!)