こんにちは、ネーさです。
せーのっ……じゃじゃん!

散り初めのサクラちゃんも、風情があってよろしゅうございますね。
一方、街中では……じゃじゃん!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
これはァ……しだれざくらちゃんッ♪」
「ぐるる!がるがるるるがる~!」(←訳:虎です!ピンクが可愛い~!)
通行量の多い甲州街道沿いで咲く枝垂桜ちゃん……
そういえば、
京都・円山公園の有名な枝垂桜ちゃんはどうしているでしょう?
花の女王さまのような御姿を思い浮かべながら、
さあ、読書タ~イム!
本日は、こちらの一冊で、週の始まりを元気よく~!

―― これは映画だ! ――
著者は藤原帰一(ふじわら・きいち)さん、2012年3月に発行されました。
前回記事では
生物学者さんによるフェルメール研究本を御紹介いたしましたが、
こちらは、国際政治学者さんによる映画評論!
「せいじィがくしゃさんッ??」
「がるるぐるがる??」(←訳:なのに映画評論??)
2007年8月から『AERA』誌上に掲載された、
藤原さんの映画コラム《映画の記憶》をまとめたもの、というこの御本の内容は、
……危険です!
「きッ、きけんッでスかァ??」
「がるるるぐるっ?」(←訳:どうしてまたっ?)
映画評論でゴハンを食べてるんじゃないんだもん。
そんな自覚をお持ちの門外漢さんだからでしょうか、
著者・藤原さん、斬ります。
もう容赦なく切り伏せにかかります。
ハリウッド映画はリサイクルで成り立っている。
期待、したんですけどね。期待しすぎたのかもしれません。
魂のない映画。
消去法で作ると映画が痩せる。
過剰な演技は体に毒です。
私には災難でした。
はい、この映画、まったくわけがわかりません。
説得力がない。
と、こういった感想をぶつけられたら、
映画会社の宣伝マンさんは失神しちゃうんじゃないかしら。
「うむむッ!
だいたんはつげーんッ!」
「がるるる!」(←訳:辛口だあ!)
けれど藤原さん、誉めるときはきっぱり誉めます!
こんなに胸に沁みるラブストリーは久しぶりです。
俳優の力に感服する映画でした。
見事な演出だ。
文句なしの名作。
がんばれペンギン、ディズニー・ネズミなんかに負けるな!
「ぺんぎんッ?? ねずみィ??」
「ぐるがるぐるるる~がる?」(←訳:ペンギンマニアなのかな~?)
ペンギン好きの藤原さんにとっての《いい映画》とは――
黒澤監督の顰(ひそ)みに倣っていえば、
『映画になった』という手応え、
見ただけで嬉しくなって、
これは映画だと膝を叩きたくなるような作品が、
私にとってのいい映画だ。
そしてまた、
名作なんかじゃなくていい。
とも述べておられます。
名作じゃなくても、
傑作じゃなくても
私にとって持つ意味は変わらない。
私の人生には大事な映画だ、と。
「うむむッ!
たにんのォ、いけんにィ、えいきょうされないィぞッ!」
「がるるぐるぐるるがるぐる!」(←訳:ボクの名作はボクが決める!)
業界のしがらみに縛られない、
おおらかにして自在、
笑いもたっぷりな新風映画評論本、
映画&映像好きさんは必読です!
御本の見返しには、
国際政治学者とは、世を忍ぶ仮の姿。
その正体は『これは映画だ!』と
膝を打つ至福の瞬間を求めて徘徊する映画の虫。
とありますから、
今後も藤原さんの映画コラムに注目を~♪
「なにがァおこるかァ、わからないィ~!」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:ミラクル映画論に拍手!)
せーのっ……じゃじゃん!

散り初めのサクラちゃんも、風情があってよろしゅうございますね。
一方、街中では……じゃじゃん!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
これはァ……しだれざくらちゃんッ♪」
「ぐるる!がるがるるるがる~!」(←訳:虎です!ピンクが可愛い~!)
通行量の多い甲州街道沿いで咲く枝垂桜ちゃん……
そういえば、
京都・円山公園の有名な枝垂桜ちゃんはどうしているでしょう?
花の女王さまのような御姿を思い浮かべながら、
さあ、読書タ~イム!
本日は、こちらの一冊で、週の始まりを元気よく~!

―― これは映画だ! ――
著者は藤原帰一(ふじわら・きいち)さん、2012年3月に発行されました。
前回記事では
生物学者さんによるフェルメール研究本を御紹介いたしましたが、
こちらは、国際政治学者さんによる映画評論!
「せいじィがくしゃさんッ??」
「がるるぐるがる??」(←訳:なのに映画評論??)
2007年8月から『AERA』誌上に掲載された、
藤原さんの映画コラム《映画の記憶》をまとめたもの、というこの御本の内容は、
……危険です!
「きッ、きけんッでスかァ??」
「がるるるぐるっ?」(←訳:どうしてまたっ?)
映画評論でゴハンを食べてるんじゃないんだもん。
そんな自覚をお持ちの門外漢さんだからでしょうか、
著者・藤原さん、斬ります。
もう容赦なく切り伏せにかかります。
ハリウッド映画はリサイクルで成り立っている。
期待、したんですけどね。期待しすぎたのかもしれません。
魂のない映画。
消去法で作ると映画が痩せる。
過剰な演技は体に毒です。
私には災難でした。
はい、この映画、まったくわけがわかりません。
説得力がない。
と、こういった感想をぶつけられたら、
映画会社の宣伝マンさんは失神しちゃうんじゃないかしら。
「うむむッ!
だいたんはつげーんッ!」
「がるるる!」(←訳:辛口だあ!)
けれど藤原さん、誉めるときはきっぱり誉めます!
こんなに胸に沁みるラブストリーは久しぶりです。
俳優の力に感服する映画でした。
見事な演出だ。
文句なしの名作。
がんばれペンギン、ディズニー・ネズミなんかに負けるな!
「ぺんぎんッ?? ねずみィ??」
「ぐるがるぐるるる~がる?」(←訳:ペンギンマニアなのかな~?)
ペンギン好きの藤原さんにとっての《いい映画》とは――
黒澤監督の顰(ひそ)みに倣っていえば、
『映画になった』という手応え、
見ただけで嬉しくなって、
これは映画だと膝を叩きたくなるような作品が、
私にとってのいい映画だ。
そしてまた、
名作なんかじゃなくていい。
とも述べておられます。
名作じゃなくても、
傑作じゃなくても
私にとって持つ意味は変わらない。
私の人生には大事な映画だ、と。
「うむむッ!
たにんのォ、いけんにィ、えいきょうされないィぞッ!」
「がるるぐるぐるるがるぐる!」(←訳:ボクの名作はボクが決める!)
業界のしがらみに縛られない、
おおらかにして自在、
笑いもたっぷりな新風映画評論本、
映画&映像好きさんは必読です!
御本の見返しには、
国際政治学者とは、世を忍ぶ仮の姿。
その正体は『これは映画だ!』と
膝を打つ至福の瞬間を求めて徘徊する映画の虫。
とありますから、
今後も藤原さんの映画コラムに注目を~♪
「なにがァおこるかァ、わからないィ~!」
「がるるるぐるがるる!」(←訳:ミラクル映画論に拍手!)