こんにちは、ネーさです。
今日はポカポカ陽気~♪の東京・多摩地域、でしたね。
これぞ春!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふゥッ! あちゅいィ~!」
「がるる!ぐるがるるーるがる!」(←訳:虎です!春を越えて初夏だー!)
そうね、
ああ冷たい飲み物が欲しい!と思ってしまう気温でした。
きっと、お花見の席ではフラペチーノやアイスクリーム、
よく冷えたカフェオレ、ミルクティーが歓迎されたことでしょう。
本日の読書タイムは、
コーヒー片手のブレイクタイムにぴったりな、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
―― Coffee Blues コーヒーブルース ――
著者は小路幸也さん、2012年1月に発行されました。
コクあり味あり&クール!な表紙の装画はスカイエマさんの作品です。
「かふぇッ、でスねッ♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:ジャズ喫茶かも!)
「うむッ! れこーどぷれいやーがァあるでス!」
ここ《弓島珈琲(ゆみしまコーヒー)》は、
気取ったカフェや、
マニアが聖地と崇める有名ジャズ喫茶……ではないようです。
建物は、古い民家の一階部分を改装して。
レコードプレイヤーはあるけれど、
音響効果なんてのは考えられてなくて。
サイフォンで淹れるコーヒーはあるけれど、
エスプレッソ? ラテ? トールにショート?
いやー、それは……
「めにゅーにィ、ないィのでスゥ!」
「がるるー??」(←訳:なんでー??)
物語の冒頭で、さりげなく、
いまがいつなのか、が明かされています。
時代は、1990年。
2010年代の現在とは違い、
あっちにスタバこっちにタリーズ、という状況ではなかったんですね。
千住にある《弓島珈琲》は、
『ちょっと改装した弓島さんの家で
息子の大(だい)ちゃんがなんかやってるから遊びに行く』と
御近所の方々に認識されている、
敷居の高くない喫茶店さん、なのでした。
大ちゃん――常連さんや友人からは、
ダイちゃん、ダイ、と呼ばれる若い店主さんが得意とするのは、
ブレンドコーヒーと
ミートソーススパゲティ♪
「あはッ♪ おいしそゥ!」
「がるるぐるがる~!」(←訳:お腹空いてきた~!)
お昼どきは、素人っぽさ全開の《弓島珈琲》も
美味しいミートソーススパゲティ目当てのお客さんで満員御礼。
夕刻になって、ようやく客足も一段落、
常連さんと大ちゃんが
カウンター越しにお喋りしていると、
そこへ、ちょっと変わった“お客さん”がやって来ました。
気の優しい大ちゃんにはとても追い返せない、
その“お客さん”のオーダーとは……?
「むむ~ゥ!
ないしょッ、でスかァ?」
「がるぐるがるるる!」(←訳:ミステリだからね!)
小さな“お客さん”の依頼に応えようと
動き始めた大ちゃん。
大ちゃんの友人たちも力を貸してくれますが、
少しずつ判明してゆくのは、
錯綜した、容易ならざる事件の輪郭……?
探偵でもない大ちゃん、珈琲店の店主に過ぎない大ちゃんは、
どんな手に出るのでしょうか――
「あまちゅあァにはァ、あまちゅあァのォ、つよみィ!」
「がるぐるgる!」(←訳:でも慎重にね!)
人気シリーズ『東京バンドワゴン』の作者さんらしい、
あたたかく、心地良いテンポのミステリ作品です。
ストーリーもさりながら、
素晴らしいのは登場人物さんたち!
中でも傑作、いえ、傑物なのは大ちゃんのお店を手伝う『丹下(たんげ)さん』~!!
その前歴ときたら!んもう~!
「あわわわッ!
それはァ、きみつじこうでスよゥ!」
「がるっるぐる~!」(←訳:言ったら駄目~!)
はいはい、言いません、いえ、言えません!
ミステリ好きさん、
『バンドワゴン』ファンの方々は、
どうぞ一読を!
御本をひもとき、
ステキな丹下さんの正体を確かめて下さいね~♪
今日はポカポカ陽気~♪の東京・多摩地域、でしたね。
これぞ春!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふゥッ! あちゅいィ~!」
「がるる!ぐるがるるーるがる!」(←訳:虎です!春を越えて初夏だー!)
そうね、
ああ冷たい飲み物が欲しい!と思ってしまう気温でした。
きっと、お花見の席ではフラペチーノやアイスクリーム、
よく冷えたカフェオレ、ミルクティーが歓迎されたことでしょう。
本日の読書タイムは、
コーヒー片手のブレイクタイムにぴったりな、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
―― Coffee Blues コーヒーブルース ――
著者は小路幸也さん、2012年1月に発行されました。
コクあり味あり&クール!な表紙の装画はスカイエマさんの作品です。
「かふぇッ、でスねッ♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:ジャズ喫茶かも!)
「うむッ! れこーどぷれいやーがァあるでス!」
ここ《弓島珈琲(ゆみしまコーヒー)》は、
気取ったカフェや、
マニアが聖地と崇める有名ジャズ喫茶……ではないようです。
建物は、古い民家の一階部分を改装して。
レコードプレイヤーはあるけれど、
音響効果なんてのは考えられてなくて。
サイフォンで淹れるコーヒーはあるけれど、
エスプレッソ? ラテ? トールにショート?
いやー、それは……
「めにゅーにィ、ないィのでスゥ!」
「がるるー??」(←訳:なんでー??)
物語の冒頭で、さりげなく、
いまがいつなのか、が明かされています。
時代は、1990年。
2010年代の現在とは違い、
あっちにスタバこっちにタリーズ、という状況ではなかったんですね。
千住にある《弓島珈琲》は、
『ちょっと改装した弓島さんの家で
息子の大(だい)ちゃんがなんかやってるから遊びに行く』と
御近所の方々に認識されている、
敷居の高くない喫茶店さん、なのでした。
大ちゃん――常連さんや友人からは、
ダイちゃん、ダイ、と呼ばれる若い店主さんが得意とするのは、
ブレンドコーヒーと
ミートソーススパゲティ♪
「あはッ♪ おいしそゥ!」
「がるるぐるがる~!」(←訳:お腹空いてきた~!)
お昼どきは、素人っぽさ全開の《弓島珈琲》も
美味しいミートソーススパゲティ目当てのお客さんで満員御礼。
夕刻になって、ようやく客足も一段落、
常連さんと大ちゃんが
カウンター越しにお喋りしていると、
そこへ、ちょっと変わった“お客さん”がやって来ました。
気の優しい大ちゃんにはとても追い返せない、
その“お客さん”のオーダーとは……?
「むむ~ゥ!
ないしょッ、でスかァ?」
「がるぐるがるるる!」(←訳:ミステリだからね!)
小さな“お客さん”の依頼に応えようと
動き始めた大ちゃん。
大ちゃんの友人たちも力を貸してくれますが、
少しずつ判明してゆくのは、
錯綜した、容易ならざる事件の輪郭……?
探偵でもない大ちゃん、珈琲店の店主に過ぎない大ちゃんは、
どんな手に出るのでしょうか――
「あまちゅあァにはァ、あまちゅあァのォ、つよみィ!」
「がるぐるgる!」(←訳:でも慎重にね!)
人気シリーズ『東京バンドワゴン』の作者さんらしい、
あたたかく、心地良いテンポのミステリ作品です。
ストーリーもさりながら、
素晴らしいのは登場人物さんたち!
中でも傑作、いえ、傑物なのは大ちゃんのお店を手伝う『丹下(たんげ)さん』~!!
その前歴ときたら!んもう~!
「あわわわッ!
それはァ、きみつじこうでスよゥ!」
「がるっるぐる~!」(←訳:言ったら駄目~!)
はいはい、言いません、いえ、言えません!
ミステリ好きさん、
『バンドワゴン』ファンの方々は、
どうぞ一読を!
御本をひもとき、
ステキな丹下さんの正体を確かめて下さいね~♪