「こんにちわッ、テディちゃでス!
……わきゃァッ? じゅうゥ~にィがつゥ~ッ??」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!師走ですぅ!)
こんにちは、ネーさです。
12月が来ちゃいましたね。
ああ年末は忙しい~っ!という活字マニアさんも、
お暇な折には読書タイムに付き合って下さいまし♪
では、本日の一冊を、どうぞ~!

―― 天才・菊池寛 ――
編者は文藝春秋の皆さん、2013年10月に発行されました。
『逸話でつづる作家の素顔』と副題が付されています。
1987年、菊池寛さん生誕100周年を記念して制作された
『逸話に生きる菊池寛』(非売品)を原典に、
この御本は編集・刊行されました。
「きくちィかんさんッ!」
「ぐるるるー!」(←訳:有名人だー!)
20世紀日本文学史上の大スター、ともいうべき
菊池寛さん(1888~1948)。
お名前を『かん』と読むのは筆名で、
本名は寛と書いて『ひろし』と読むのだそうです。
『父帰る』『忠直卿行状記』他、
ヒット作を連打する作家さんであり、
劇作家さんであり、また、実業家さんでもあった菊池さん。
この御本は、
作家・菊池寛さんよりも、
市民・菊池寛さんを偲ぶエピソード集なのですが……
「すごいィでスゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:破格で豪快!)
明治、大正、昭和。
怒涛の20世紀前半に菊池さんが刻んだ足跡は
作家としての業績だけではなく、
起業家としても瞠目すべきものでした。
雑誌『文藝春秋』を創刊!
それが大成功して大金持ちに!
大映の初代社長さんになって、
衆議院選挙に立候補して落選して、
競馬が大好きで馬主さんにもなり、
卓球も大好きで、
麻雀も大好きで、
でも遊んでるだけじゃなくて、
文学者さんたちの金銭面を援助する――
という御方ですから、
菊池さんを追慕する方々は語る《秘話》にこと欠きません。
「あさァおきてもォ、かおをォ、あらわないィ??」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:ハミガキは使わない!)
ええっ?と驚く行動、
そうかぁ~と感心させられる目撃譚、
風変りな日常の習慣や、
東京大震災の直後に愛人の芸者さん一家が
家に転がり込んできたスキャンダル?まで、
うぅ~む、
これが《天才》さんの素顔なのかしら……。
「でもォ、ふしぎとォ~」
「がるがる!」(←訳:憎めない!)
愛嬌があるってこういうこと?
天衣無縫ってこういうこと?
これほど慕われ、頼られた作家さんは
空前絶後なのかもしれません。
「やぱりィ、てんさいッ?」
「ぐるるる!」(←訳:なんだね!)
20世紀文学史に興味をお持ちの方には苦笑い&爆笑?のこの御本、
菊池さんの作品を未読の方々も、ぜひ!
友達になりたい♪とワクワクさせてくれる《天才》が
ここにいます!
……わきゃァッ? じゅうゥ~にィがつゥ~ッ??」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!師走ですぅ!)
こんにちは、ネーさです。
12月が来ちゃいましたね。
ああ年末は忙しい~っ!という活字マニアさんも、
お暇な折には読書タイムに付き合って下さいまし♪
では、本日の一冊を、どうぞ~!

―― 天才・菊池寛 ――
編者は文藝春秋の皆さん、2013年10月に発行されました。
『逸話でつづる作家の素顔』と副題が付されています。
1987年、菊池寛さん生誕100周年を記念して制作された
『逸話に生きる菊池寛』(非売品)を原典に、
この御本は編集・刊行されました。
「きくちィかんさんッ!」
「ぐるるるー!」(←訳:有名人だー!)
20世紀日本文学史上の大スター、ともいうべき
菊池寛さん(1888~1948)。
お名前を『かん』と読むのは筆名で、
本名は寛と書いて『ひろし』と読むのだそうです。
『父帰る』『忠直卿行状記』他、
ヒット作を連打する作家さんであり、
劇作家さんであり、また、実業家さんでもあった菊池さん。
この御本は、
作家・菊池寛さんよりも、
市民・菊池寛さんを偲ぶエピソード集なのですが……
「すごいィでスゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:破格で豪快!)
明治、大正、昭和。
怒涛の20世紀前半に菊池さんが刻んだ足跡は
作家としての業績だけではなく、
起業家としても瞠目すべきものでした。
雑誌『文藝春秋』を創刊!
それが大成功して大金持ちに!
大映の初代社長さんになって、
衆議院選挙に立候補して落選して、
競馬が大好きで馬主さんにもなり、
卓球も大好きで、
麻雀も大好きで、
でも遊んでるだけじゃなくて、
文学者さんたちの金銭面を援助する――
という御方ですから、
菊池さんを追慕する方々は語る《秘話》にこと欠きません。
「あさァおきてもォ、かおをォ、あらわないィ??」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:ハミガキは使わない!)
ええっ?と驚く行動、
そうかぁ~と感心させられる目撃譚、
風変りな日常の習慣や、
東京大震災の直後に愛人の芸者さん一家が
家に転がり込んできたスキャンダル?まで、
うぅ~む、
これが《天才》さんの素顔なのかしら……。
「でもォ、ふしぎとォ~」
「がるがる!」(←訳:憎めない!)
愛嬌があるってこういうこと?
天衣無縫ってこういうこと?
これほど慕われ、頼られた作家さんは
空前絶後なのかもしれません。
「やぱりィ、てんさいッ?」
「ぐるるる!」(←訳:なんだね!)
20世紀文学史に興味をお持ちの方には苦笑い&爆笑?のこの御本、
菊池さんの作品を未読の方々も、ぜひ!
友達になりたい♪とワクワクさせてくれる《天才》が
ここにいます!