テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

龍に、ドキドキ!

2013-12-10 21:24:12 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 のーもあァ、おおそうじィ!」
「がるる!ぐるがるるぐるるる!」(←訳:虎です!もう片付けイヤです!)

 こんにちは、ネーさです。
 ふぅ~…気長にのんびりやってきたつもりでも、
 やっぱり、お片付けって疲れますね。
 日本全国、同じように感じておられる方々のために、
 さあ、本日の読書タイムは現実を忘れて時間の彼方へスッ飛びましょう!
 こちらを、どうぞ~!

  



 
           ―― 大江戸恐龍伝 ――



 著者は夢枕獏さん、画像右側の第一巻は2013年11月に、
 画像左側の第二巻もまた、2013年11月に発行されました。

  

「こちらがァ、いッかんッ、でスゥ!」

  

「ぐるるがるる!」(←訳:二巻はこちら!)

 第一巻の表紙画をチラ見しただけで、
 歴史マニアさんは、
 あらっ!と思うことでしょう。

   表紙のこの人物って、平賀源内さんじゃない?
   夢枕獏さんの新作は
   源内さんが主人公なのね!

「ふァいッ! そのとおりィなのでス!」
「がるるるるぐるるーがる!」(←訳:お江戸の大スターだよ!)

 後世の私たちにとっては、
 江戸時代の偉人のひとり、源内さん。

 著者・夢枕さんも
 本文中で以下のように源内さんを描写していますよ――

   絵を描き、俳句を作り、浄瑠璃を書き、
   コピーライターをやり、興行師として生き、
   源内櫛を造り、金唐革(きんからかわ)細工を作り、
   焼き物をやり、鉱山師(やまし)として全国を歩き、
   起業家、物産展主催者、本草学者……

「かぞえェきれないィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:多職家だね!)

 好奇心のおもむくまま、
 生涯、走り続けた知の巨人・平賀源内さん。

 この物語の中で、
 源内さんの心をがっちり捕えたのは……

 龍、です。

「りゅうじんさまッ?」
「がるるる?」(←訳:ドラゴン?)

 現実には存在しない生きもの、龍。

 存在しない、と誰もが言いながら、
 しかし、画に描かれ、詩に歌われ、畏怖されるモノ。

 本当に、龍なるモノはこの世にいない、のか――?

 源内さん、
 画師・円山応挙さん、
 読本作者・上田秋成さん他、
 豪華絢爛な登場人物たちが追いかけるのは、
 龍なのか、
 龍の幻影なのか。

「うふふふふッ♪ どらごんッ♪」
「ぐるるがるるっ!」(←訳:いるといいなっ!)

 御本の第一巻冒頭には
 次のような献辞が記されています。

   メリアン・C・クーパー氏に、
   そして、
   円谷英二氏に――

「ひゃうゥ! つぶらやさんッ!」
「がるがるがる!」(←訳:あの円谷さん!)

 円谷さんって、あの円谷さん、だわね。
 メリアン・C・クーパーさんって、
 確か映画『キングコング(1933年制作)』の監督のひとり、だったかしら。

 ……ということは、
 そういう物語なんでしょうか、この御本は?
 ○○が××する御話、なんでしょうか?
 △△ったりするんでしょうか??

「むねがァ、わくわくゥ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:背筋がゾクゾク!)

 全五巻から成る『大江戸恐竜伝』(第三巻以降は近日刊行!)、
 《陰陽師》シリーズ愛読者さんも
 《円谷プロ》作品を愛してやまない映像マニアさんも、
 まずはこの第一巻&第二巻を読んでみてくださいね。
 もちろん、歴史マニアさんにも激おすすめですよ~♪

 



コメント
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