テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ランクイン、なるか?

2013-12-05 21:30:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おおッ! きょうはァ、にんきものォとうじょうゥ、でス!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!今回も期待~!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、ほんじつの読書タイムは
 ベストセラー作家さんの人気シリーズ作品を御紹介いたしますよ♪
 こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― シャドウ・ストーカ- ――



 著者はジェフリー・ディヴァーさん、原著は2012年に、画像の日本語版は2013年10月に発行されました。
 英語原題は『XO』、
 《キャサリン・ダンス捜査官》シリーズの最新作です。

 題名の『XO』――
 『X』は『キス』を意味するもので、
 手紙の書名横によく、『xxx』と記してあるアレです。
 そして『O』の意味は『ハグ』。
 ですから『XO』とは『キスとハグを』という、
 親愛の情がこもった挨拶、なのですが。

 本当に親しい人からの『XO』ならばともかく、
 全然知らない人からの『XO』の場合は……

「むゥ? どうしようゥ??」
「ぐぅっるがるるる~…」(←訳:ちょっと困るかも~…)

 困惑、警戒。

 人気カントリー歌手のケイリー・タウンさんの心も、
 不安に揺れています。
 
 このところ、
 ケイリーさんの歌の熱心なファンが、
 熱狂的なファンに変わり、
 コンサート会場だけでなくプライベートな場にも出没して、
 彼女を悩ませる事態となっていたのでした。

「そッ、それはァ、もしやッ!」
「がるーるー!?!」(←訳:ストーカー!?!)

 尋問の天才、
 被疑者が吐くあらゆる嘘を見破ってしまう捜査官キャサリン・ダンスさんは
 以前からケイリーさんと親しくしていました。
 今日も、休暇を取って、
 フレズノという都市で開催されるケイリーさんのコンサートへ
 向かっているところです。

「でもォ~…」
「ぐるるる!」(←訳:様子が変!)

 ケイリーさんの傍らには、
 プロのボディガードが付き従っていました。
 コンサートスタッフさんたちの表情もピリピリしています。
 ケイリーさん本人も、
 見るからに神経質になっている様子……

 キャサリンさんは休暇中です。
 強制的に捜査や尋問を行う権限はなく、
 銃器も所持していません。

 それでも、ケイリーの身辺を
 本気で気遣わずにはいられなくなりました。
 
 ここで、《事件》が起きようとしている……!

「どうしたらァ、じけんをォ、ふせげるゥ??」
「がるるぐるるる?」(←訳:悪意はどこから?)

 いまや、全世界で顕著となっているストーカー犯罪。
 キャサリンさんはこの、
 “常軌を逸した”罪業と
 闘うべく知力を尽くしますが、
 その結末は……?

「めがァ、まわりそうなッ」
「ぐるぐるがるがる!」(←訳:ハラハラどきどき!)

 筆巧者・ディヴァーさんによるサスペンスドラマ、
 はたして、
 2013年ベストミステリにランクインするでしょうか?
 活字マニアさんの皆さまは、
 ぜひ一読の上、御判断を~!



 
 
  
 
 
 

 
コメント
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