「こんにちわッ、テディちゃでス!
ゆうぞらにィ、きんせいッ、きれいでスゥ♪」
「がるる!ぐぅーるるがるるる!」(←訳:虎です!ヴィーナスだもんね!)
こんにちは、ネーさです。
初冬の夕空に眩い金星の光……
本日の読書タイムは“金”つながり!ってワケでもないんですが、
かつての新興国ニッポンの“お金”の流れを追いかける、
こちらの御本を、どうぞ~!

―― 明治富豪史 ――
著者は横山源之助(よこやま・げんのすけ)さん、
原著は1910年に、画像の文庫版は2013年10月に発行されました。
1910年の御本、というと、漢字は旧字体ですし、
カナの使い方などもずいぶん違っているもの、ですが、
こちらの文庫版では、旧字は読みやすい新字・新カナに改められ、
難読字にはルビが付されています。
「うむむゥ?? これはッ、またァ~…」
「ぐるーるっるがるる~…」(←訳:ユニークっていうか~…)
著者の横山源之助さん(1871~1915)さんは
明治期に活躍したジャーナリストさんです。
ジャーナリストさん、といっても
横山さん、大新聞の折り目正しい記者さん、とはちょっと違うようで、
現代では、そうね、
スポーツ新聞のスクープ記者さんや、
或いは週刊誌の記者さんのような、
アグレッシヴなルポライターさん、と形容すべきでしょうか。
「せんにゅうゥれぽーとッ!」
「がるがるっ!」(←訳:実情調査っ!)
この御本で記者・横山さんが報ずるのは、
明治期の《富豪》たちの実像です。
大変動の時代=明治期には、
どのような《富豪》たちがいたのか?
彼らはどうやって成り上がっていったのか?
富を得た手段、
お金持ち同士のつながり、連携、
そしてまた彼らの栄枯盛衰……
「ゆうめいなァ、おかねもちもォ、いればァ~」
「ぐるるがるるぐるがるぐる!」(←訳:聞いたこともない人もいる!)
御本巻末の解説で
色川大吉さんが評しておられるように、
著者・横山さんの文章は少々読みにくく、
文体も古めかしくて……と
クセがあります。
けれど、そのクセを補って余りある筆の力――熱気が、
ここにはあります。
豪商、維新の英雄、
もとは大名であった華族たち、
経済力で階級を超えてゆく財閥の創設者たち、
海の彼方で成功をつかもうとする冒険者……
現代では在り得ないような、《富豪》の実像。
「きょうかしょにはッ」
「がっるるる!」(←訳:載ってない!)
正確無比な第一級資料、とは言えないかもしれない御本。
けれど、歴史好きさんには
ぜひ一読していただきたい一冊です。
そして、
全編を通して最も《富豪》らしいのは、
やはり、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎さんであったように思います。
大河ドラマ『龍馬伝』で
香川照之さんが怪演した岩崎弥太郎像に惚れちゃった御方は、
この御本の中の青年期の弥太郎さんを
お読み逃しなく!
「じだいのォ、あぶないィうらがわッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:覗いてみてね!)
ゆうぞらにィ、きんせいッ、きれいでスゥ♪」
「がるる!ぐぅーるるがるるる!」(←訳:虎です!ヴィーナスだもんね!)
こんにちは、ネーさです。
初冬の夕空に眩い金星の光……
本日の読書タイムは“金”つながり!ってワケでもないんですが、
かつての新興国ニッポンの“お金”の流れを追いかける、
こちらの御本を、どうぞ~!

―― 明治富豪史 ――
著者は横山源之助(よこやま・げんのすけ)さん、
原著は1910年に、画像の文庫版は2013年10月に発行されました。
1910年の御本、というと、漢字は旧字体ですし、
カナの使い方などもずいぶん違っているもの、ですが、
こちらの文庫版では、旧字は読みやすい新字・新カナに改められ、
難読字にはルビが付されています。
「うむむゥ?? これはッ、またァ~…」
「ぐるーるっるがるる~…」(←訳:ユニークっていうか~…)
著者の横山源之助さん(1871~1915)さんは
明治期に活躍したジャーナリストさんです。
ジャーナリストさん、といっても
横山さん、大新聞の折り目正しい記者さん、とはちょっと違うようで、
現代では、そうね、
スポーツ新聞のスクープ記者さんや、
或いは週刊誌の記者さんのような、
アグレッシヴなルポライターさん、と形容すべきでしょうか。
「せんにゅうゥれぽーとッ!」
「がるがるっ!」(←訳:実情調査っ!)
この御本で記者・横山さんが報ずるのは、
明治期の《富豪》たちの実像です。
大変動の時代=明治期には、
どのような《富豪》たちがいたのか?
彼らはどうやって成り上がっていったのか?
富を得た手段、
お金持ち同士のつながり、連携、
そしてまた彼らの栄枯盛衰……
「ゆうめいなァ、おかねもちもォ、いればァ~」
「ぐるるがるるぐるがるぐる!」(←訳:聞いたこともない人もいる!)
御本巻末の解説で
色川大吉さんが評しておられるように、
著者・横山さんの文章は少々読みにくく、
文体も古めかしくて……と
クセがあります。
けれど、そのクセを補って余りある筆の力――熱気が、
ここにはあります。
豪商、維新の英雄、
もとは大名であった華族たち、
経済力で階級を超えてゆく財閥の創設者たち、
海の彼方で成功をつかもうとする冒険者……
現代では在り得ないような、《富豪》の実像。
「きょうかしょにはッ」
「がっるるる!」(←訳:載ってない!)
正確無比な第一級資料、とは言えないかもしれない御本。
けれど、歴史好きさんには
ぜひ一読していただきたい一冊です。
そして、
全編を通して最も《富豪》らしいのは、
やはり、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎さんであったように思います。
大河ドラマ『龍馬伝』で
香川照之さんが怪演した岩崎弥太郎像に惚れちゃった御方は、
この御本の中の青年期の弥太郎さんを
お読み逃しなく!
「じだいのォ、あぶないィうらがわッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:覗いてみてね!)