「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふゥ~ッ、ほんだなァとのォ、たたかいィはァ~…」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!果てしないです!)
こんにちは、ネーさです。
先日購入した『ホイッスラー展』図録(厚い・大型・重い)の
収納場所の困り切っているのですけど、
ここらでちょこっと現実逃避!
読書タイムにいたしましょう。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 陰陽師 蛍火ノ巻 ――
著者は夢枕獏さん、2014年11月に発行されました。
御本巻末の『あとがき』によれば、
―― 清明と博雅の物語を書き続けて、そろそろ三〇年近くになる ――
と、著者・夢枕さんが感慨をもって述懐する、
めでたくも長寿な《陰陽師》シリーズの最新単行本です。
「さんじゅうゥねんッ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:人気のあかしだね!)
平安京の護り手・清明さんと、
清明さんの親友であり笛の名手である博雅さん。
この『蛍火ノ巻』でも、
もちろん、おふたりは主役の貫録で
読み手を魅了してくれますが、
今回に限って?でしょうか、
在京ふたり組以上の存在感を放っているのは、
蘆屋道満(あしや・どうまん)さんです。
「ふァ~、あのォおじちゃんッ、でスねッ!」
「がるぐるぐる!」(←訳:髪はボサボサ!)
「まッしろォおひげッ!」
2014年1月に刊行された『陰陽師 蒼猴(そうこう)ノ巻』では、
『蒼猴』すなわち青猿さんという存在が、
敵役(かたきやく)として
とても印象的でした。
この御本では、
《陰陽師》シリーズ全体の敵役/脇役であるはずの道満さん、
ときに主役を張ります!
「おじちゃんッ、しんしゅつゥきぼつゥ!」
「ぐっるがっるぐる!」(←訳:あっちこっち出張!)
夜も更けた深山で、
道満さんがその機略を発する物語、
『山神の贄(にえ)』……
ギリシャ神話のオルフェウス譚を
斜(はす)から眺めたような、
道満さんの別の顔がひょっこり覗く短編作品は、
あるいは、
一宵の夢、なのかもしれません。
「やるねッ、おじちゃんッ!」
「がるる!」(←訳:渋いよ!)
『筏往生(いかだおうじょう)』、
『産養の磐(うぶやしねのいわ)』でも、
道満さんは独走、いえ、独奏状態?
いいなあ、
日本史の“はぐれ者”道満さんを主人公にした大長編伝奇ロマンを
読んでみたいなあ~♪と、
思ってしまう《陰陽師》シリーズファンの方々も
ひとりふたりじゃない、でしょうね。
「たぶん~ッ!」
「ぐるがるっ!」(←訳:大勢いるっ!)
次巻の清明さんは・博雅さんは・
そして道満さんは……と、
一段と楽しみな《陰陽師》、
全活字マニアの皆さまに、おすすめです♪
ふゥ~ッ、ほんだなァとのォ、たたかいィはァ~…」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!果てしないです!)
こんにちは、ネーさです。
先日購入した『ホイッスラー展』図録(厚い・大型・重い)の
収納場所の困り切っているのですけど、
ここらでちょこっと現実逃避!
読書タイムにいたしましょう。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― 陰陽師 蛍火ノ巻 ――
著者は夢枕獏さん、2014年11月に発行されました。
御本巻末の『あとがき』によれば、
―― 清明と博雅の物語を書き続けて、そろそろ三〇年近くになる ――
と、著者・夢枕さんが感慨をもって述懐する、
めでたくも長寿な《陰陽師》シリーズの最新単行本です。
「さんじゅうゥねんッ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:人気のあかしだね!)
平安京の護り手・清明さんと、
清明さんの親友であり笛の名手である博雅さん。
この『蛍火ノ巻』でも、
もちろん、おふたりは主役の貫録で
読み手を魅了してくれますが、
今回に限って?でしょうか、
在京ふたり組以上の存在感を放っているのは、
蘆屋道満(あしや・どうまん)さんです。
「ふァ~、あのォおじちゃんッ、でスねッ!」
「がるぐるぐる!」(←訳:髪はボサボサ!)
「まッしろォおひげッ!」
2014年1月に刊行された『陰陽師 蒼猴(そうこう)ノ巻』では、
『蒼猴』すなわち青猿さんという存在が、
敵役(かたきやく)として
とても印象的でした。
この御本では、
《陰陽師》シリーズ全体の敵役/脇役であるはずの道満さん、
ときに主役を張ります!
「おじちゃんッ、しんしゅつゥきぼつゥ!」
「ぐっるがっるぐる!」(←訳:あっちこっち出張!)
夜も更けた深山で、
道満さんがその機略を発する物語、
『山神の贄(にえ)』……
ギリシャ神話のオルフェウス譚を
斜(はす)から眺めたような、
道満さんの別の顔がひょっこり覗く短編作品は、
あるいは、
一宵の夢、なのかもしれません。
「やるねッ、おじちゃんッ!」
「がるる!」(←訳:渋いよ!)
『筏往生(いかだおうじょう)』、
『産養の磐(うぶやしねのいわ)』でも、
道満さんは独走、いえ、独奏状態?
いいなあ、
日本史の“はぐれ者”道満さんを主人公にした大長編伝奇ロマンを
読んでみたいなあ~♪と、
思ってしまう《陰陽師》シリーズファンの方々も
ひとりふたりじゃない、でしょうね。
「たぶん~ッ!」
「ぐるがるっ!」(←訳:大勢いるっ!)
次巻の清明さんは・博雅さんは・
そして道満さんは……と、
一段と楽しみな《陰陽師》、
全活字マニアの皆さまに、おすすめです♪