「こんにちわァ、テディちゃでス!
ただいまァ、ぜッさんかいさいィちゅゥ~!」
「がるる!ぐぅるるるがるる!」(←訳:虎です!ショコラのお祭り!)
こんにちは、ネーさです。
はい、もはや1月の風物詩となっている
《サロン・デュ・ショコラ》が、新宿NSビルにて開催中です。
私ネーさん、諸事情から今年はパスいたしますが、
ショコラ好きさんは年に一度のショコラの祭典をご堪能あれ~♪
では、ここからはショコラとは関係のない……いえ、
実はけっこう関係あるかもしれない?こちらの御本で、
読書タイムを、さあ、どうぞ~!
―― 花と緑が語るハプスブルク家の意外な歴史 ――
著者は関田淳子(せきた・あつこ)さん、2018年12月に発行されました。
『Haus Habsburg』と独語題名が付されています。
「よーろッぱのォ、てッぺんッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:王の一族~!)
王家の歴史は、
国の歴史であり、
文化の歴史でもある、のならば、
スイスの無名領主であったルドルフ一世の台頭(1273年)から
皇帝フランツヨーゼフ一世の退場(1918年)に到るまで、
およそ650年の長きに渡って
ヨーロッパに君臨したハプスブルク家の歴史には、
どんな文化が付随していたのかを考えると――
《そこには花と緑があった》
と、ハプスブルク家研究家の著者・関田さんは言います。
「ええッ? おはなァ??」
「がぅっるぅるるぐるがぅるる?」(←訳:ファッションや料理じゃなく?)
王さまである、ということは、
権力を振るい放題、
何もかも好き放題、ではなく。
戦争、政変、暗殺、革命、といった“危険”をも
背負わなければなりません。
毎日、朝から晩まで、家、就寝中にさえ
何者かが我が身を脅かしている……!
365日、そんな風に気を張りつめ続ける王さまたちは、
意識してか否か、
ひとときリラックスできる《空間》を
手近に求めました。
それがすなわち、庭園。
「ふァ~…なんとォなくゥ~…」
「ぐるるがるぐる~!」(←訳:分かる気がする~!)
マクシミリアン二世(在位1564~76年)は、
ハプスブルク家で初めて動植物の研究施設を作り、
庭園芸術の基礎を整備し、
植物学の書籍を収集し、
ペルシャ原産のユリを輸入しました。
皇帝ルドルフ二世(在位1576~1612年)は、
王さまとしての評価はいまひとつ……なんですけど、
画家アルチンボルドさんに描かせた作品には、
宮殿の庭園で栽培された植物が写し入れられています。
女帝マリア=テレジアは
蚕の餌にするため日本産の桑を街路樹にし、
ヨーゼフ二世(在位1765~90)は
世界最大級の植物園を造成しました。
そして、マリー・アントワネット王妃が愛したのは、
プチ・トリアノンの、バラの花……。
「ちょうどォ、そのころォ!」
「がるるぐる!」(←訳:カカオ到来!)
新大陸から欧州へもたらされた植物のひとつに
カカオ豆がありました。
当初は、薬として飲まれていたものが、
少しずつ形と味わいを変えて、
嗜好品のショコラへ。
けれど、ショコラが世に広まった時代は、まさに。
「ゆうぐれェ、でスよゥ~…」
「ぐるがる……」(←訳:王朝のね……)
花と人を、結ぶ縁。
王冠を戴いた一族と
分かちがたく絡まり合う花と緑の、
数奇なエピソードで構成されるノンフィクション作品は、
歴史好きさん&アート好きな方々、
ガーデニング愛好家さんにもおすすめの一冊です。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね♪
ただいまァ、ぜッさんかいさいィちゅゥ~!」
「がるる!ぐぅるるるがるる!」(←訳:虎です!ショコラのお祭り!)
こんにちは、ネーさです。
はい、もはや1月の風物詩となっている
《サロン・デュ・ショコラ》が、新宿NSビルにて開催中です。
私ネーさん、諸事情から今年はパスいたしますが、
ショコラ好きさんは年に一度のショコラの祭典をご堪能あれ~♪
では、ここからはショコラとは関係のない……いえ、
実はけっこう関係あるかもしれない?こちらの御本で、
読書タイムを、さあ、どうぞ~!
―― 花と緑が語るハプスブルク家の意外な歴史 ――
著者は関田淳子(せきた・あつこ)さん、2018年12月に発行されました。
『Haus Habsburg』と独語題名が付されています。
「よーろッぱのォ、てッぺんッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:王の一族~!)
王家の歴史は、
国の歴史であり、
文化の歴史でもある、のならば、
スイスの無名領主であったルドルフ一世の台頭(1273年)から
皇帝フランツヨーゼフ一世の退場(1918年)に到るまで、
およそ650年の長きに渡って
ヨーロッパに君臨したハプスブルク家の歴史には、
どんな文化が付随していたのかを考えると――
《そこには花と緑があった》
と、ハプスブルク家研究家の著者・関田さんは言います。
「ええッ? おはなァ??」
「がぅっるぅるるぐるがぅるる?」(←訳:ファッションや料理じゃなく?)
王さまである、ということは、
権力を振るい放題、
何もかも好き放題、ではなく。
戦争、政変、暗殺、革命、といった“危険”をも
背負わなければなりません。
毎日、朝から晩まで、家、就寝中にさえ
何者かが我が身を脅かしている……!
365日、そんな風に気を張りつめ続ける王さまたちは、
意識してか否か、
ひとときリラックスできる《空間》を
手近に求めました。
それがすなわち、庭園。
「ふァ~…なんとォなくゥ~…」
「ぐるるがるぐる~!」(←訳:分かる気がする~!)
マクシミリアン二世(在位1564~76年)は、
ハプスブルク家で初めて動植物の研究施設を作り、
庭園芸術の基礎を整備し、
植物学の書籍を収集し、
ペルシャ原産のユリを輸入しました。
皇帝ルドルフ二世(在位1576~1612年)は、
王さまとしての評価はいまひとつ……なんですけど、
画家アルチンボルドさんに描かせた作品には、
宮殿の庭園で栽培された植物が写し入れられています。
女帝マリア=テレジアは
蚕の餌にするため日本産の桑を街路樹にし、
ヨーゼフ二世(在位1765~90)は
世界最大級の植物園を造成しました。
そして、マリー・アントワネット王妃が愛したのは、
プチ・トリアノンの、バラの花……。
「ちょうどォ、そのころォ!」
「がるるぐる!」(←訳:カカオ到来!)
新大陸から欧州へもたらされた植物のひとつに
カカオ豆がありました。
当初は、薬として飲まれていたものが、
少しずつ形と味わいを変えて、
嗜好品のショコラへ。
けれど、ショコラが世に広まった時代は、まさに。
「ゆうぐれェ、でスよゥ~…」
「ぐるがる……」(←訳:王朝のね……)
花と人を、結ぶ縁。
王冠を戴いた一族と
分かちがたく絡まり合う花と緑の、
数奇なエピソードで構成されるノンフィクション作品は、
歴史好きさん&アート好きな方々、
ガーデニング愛好家さんにもおすすめの一冊です。
本屋さんで、図書館で、
ぜひ、探してみてくださいね♪