テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

白い翼を、作ってみる、飛んでみる!

2019-01-07 22:24:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おかゆゥがァ~あちちィ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!火傷注意です!)

 こんにちは、ネーさです。
 お餅入りの七草粥は見た目より熱々で、
 思いっ切り火傷してしまいました……
 皆さまは慌てず騒がずゆっくり召し上がって、
 今年一年の健康をゲットしてくださいね。
 さあ、ではここからは、
 七草粥よりもアツい夢と野望を乗せて舞い上がる
 こちらの御本で読書タイムですよ~♪

  


 
       ―― ナウシカの飛行具、作ってみた ――



 著者は八谷和彦さん、猪谷千香さん、あさりよしとお さん、
 2013年9月に発行されました。
 『発想・制作・離陸――メーヴェが飛ぶまでの10年間』と
 副題が付されています。

「わおおォ♫ いいなァ~♪」
「ぐるるるがるる~る!」(←訳:ボクらも飛びた~い!)

 先日、TVで放送された『風の谷のナウシカ』――

 宮崎駿さん監督作品の映画、
 そしてまた原作でもあるコミック版であっても、
 『風の谷のナウシカ』を観たならば、
 おそらく殆どすべての方々が思うに違いありません。

 メーヴェ欲しい!
 飛んでみたい、メーヴェに乗って!!

「おもいィまスゥ!」
「ぐるるるがーるぅ!」(←訳:欲しいよメーヴェ!)

 メーヴェとは、ドイツ語で『カモメ』を意味する言葉。

 白く、ムダのない流麗な機体デザイン。
 これ……実作すれば、するる~っと飛ぶんじゃないかしら。
 操作はコツが要りそうだけど、
 訓練を積んだなら、きっと……!

 って、これも、多くの方々が思うに違いないのですが。

「げんじつゥはァ~…」
「がるる!」(←訳:難しい!)

 映画が公開された当時、
 著者・八谷さんは、メーヴェを作ろう!とまでは
 考えませんでした。

 八谷さんが『風の谷のナウシカ』に魅了され、
 心揺さぶられたのは、
 コミック版の連載が完結し、
 あらためて単行本を読了した1998年のこと。

 でも、そこからがまた遠い……!

「つくりィたくてもォ~」
「ぐーるるるっ!」(←訳:ハードル高っ!)

 決意。設計。資金調達。
 パイロットとしての基礎トレーニング。
 実際に作り始めてみても……
 エンジンが、ない?

 宮崎駿さんが『風立ちぬ』で描いた時代の日本は、
 “飛行機大国”とも形容できる状況でしたが、
 現代の日本では、
 民間向けの飛行機エンジンは作られていない。
 ノウハウの多くは失われてしまった……

 なるほど、
 三菱さんやホンダさんも苦労する訳よねえ。

「それでもォ、くろうのォはてにィ~」
「がるる!」(←訳:光あり!)

 八谷さんの挑戦がどこに辿り着くのか。

 それは、既に発表されていますし、
 動画サイトなどで映像も視聴できますので
 皆さま御存知のことでしょうけれども、
 白い翼が空に飛び立つまでの長い長い道のりを、
 『ナウシカ』の物語を愛する方々は、
 ぜひ、一読してみてくださいな。

「いつかァ、とんでェみたいィ~でス!」
「ぐるるがーるぅる!」(←訳:量産型メーヴェで!)
「へいわなァ、そらをォ……!」



 
コメント
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