「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぜひにィ~およばずゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!剣戟の響き!)
こんにちは、ネーさです。
本能寺の変が起きたのは、
天正10年6月2日(西暦では1582年6月21日)
早朝のことでした。
歴史の大分岐点となった一日に想い馳せつつ、
本日の読書タイムは
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 戦国大名の戦さ事情 ――
著者は渡邊大門(わたなべ・だいもん)さん、
2021年1月に発行されました。
経済・文物・食料・争いごとのルールなど、
戦国時代の《リアル》をテーマに据えた
ノンフィクション作品です。
「おとのさまもォ、たいへんッなのでスゥ!」
「ぐーるるがっるる!」(←訳:ルールがいっぱい!)
戦国時代、っていうと、
誰もが自由に下克上し放題!のように
思いがちですけれど、
実情はいろいろタイヘンです。
著者・渡邊さんは、
『戦国』の時代区分や
戦国大名の定義等を考察しつつ、
戦さに明け暮れた大名たちが
どうやって《家》を運営していったか、
資料をもとに明らかにしてゆきますよ。
「くうかッ、くわれるかッ」
「がるぐるるぅがる!」(←訳:隙を見せちゃダメ!)
序章『戦国大名の権力構造』
に続いて、本文は、
第一章『将兵の動員』
第二章『軍装と武具』
第三章『戦場の掟』
第四章『兵糧の確保』
第五章『軍師と戦術』
第六章『戦いの実相』
第七章『戦後処理』
と七つの章で構成されていますが、
現代の私たちにとって
最も親しみやすい、というか、
“思い描きやすい“のは、
軍装と武具の章でしょうか。
映画やドラマ、ゲームに登場する
武将さんや兵士さんたち。
実際の兵士さんたちは、
どのような甲冑を着け、
どんな名刀を佩いているか、
どの場面でどんな武具を使ったのか?
「ゆみよりもォ、てッぽうゥ?」
「ぐるるる?」(←訳:刀より槍?)
最先端の武具や
流行りの鎧に身を固め、
いざ戦場へ!
と行きたいけれど、
これが一筋縄ではゆかないのよね。
軍令・軍法が
たーくさんあって、
このルールを破ったらアウト!
抜け駆け厳禁!
なんて規則尽くめで。
毎日のゴハンだって、
おろそかには出来ないわ。
陣中や野営場所へ、
朝も夕も食糧を運んで、
馬や荷車のメンテナンスも
サボれないし。
「……やぱりィ、せんそうゥよりもォ~」
「がるるぐるる!」(←訳:平和がいいね!)
読み進むうち、
天下統一まであと数歩に迫った
織田信長公の艱難辛苦が
少しばかり見えた……気がしてきます。
兵を動かす。
他国へ攻め入り、
戦さをして、勝つ。
そのはてに、
ようやく大名への道が、
将軍や大臣や関白への階段が整い、
しかし、
昇り詰めてはみても、
眼前に広がるのは……?
「さきゆきィ~ふめいィ?」
「ぐるる!」(←訳:闇かも!)
歴史の流れからではなく、
ときに軽んじられがちな
“細部“から歴史を見直す
大名さんたちのリアルワールド。
歴史好きな方々に
おすすめの一冊です。
もしもあの日、
京の街が平穏な朝を迎えられていたら……
などと夢想しながら、
みなさま、ぜひ♫
ぜひにィ~およばずゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!剣戟の響き!)
こんにちは、ネーさです。
本能寺の変が起きたのは、
天正10年6月2日(西暦では1582年6月21日)
早朝のことでした。
歴史の大分岐点となった一日に想い馳せつつ、
本日の読書タイムは
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 戦国大名の戦さ事情 ――
著者は渡邊大門(わたなべ・だいもん)さん、
2021年1月に発行されました。
経済・文物・食料・争いごとのルールなど、
戦国時代の《リアル》をテーマに据えた
ノンフィクション作品です。
「おとのさまもォ、たいへんッなのでスゥ!」
「ぐーるるがっるる!」(←訳:ルールがいっぱい!)
戦国時代、っていうと、
誰もが自由に下克上し放題!のように
思いがちですけれど、
実情はいろいろタイヘンです。
著者・渡邊さんは、
『戦国』の時代区分や
戦国大名の定義等を考察しつつ、
戦さに明け暮れた大名たちが
どうやって《家》を運営していったか、
資料をもとに明らかにしてゆきますよ。
「くうかッ、くわれるかッ」
「がるぐるるぅがる!」(←訳:隙を見せちゃダメ!)
序章『戦国大名の権力構造』
に続いて、本文は、
第一章『将兵の動員』
第二章『軍装と武具』
第三章『戦場の掟』
第四章『兵糧の確保』
第五章『軍師と戦術』
第六章『戦いの実相』
第七章『戦後処理』
と七つの章で構成されていますが、
現代の私たちにとって
最も親しみやすい、というか、
“思い描きやすい“のは、
軍装と武具の章でしょうか。
映画やドラマ、ゲームに登場する
武将さんや兵士さんたち。
実際の兵士さんたちは、
どのような甲冑を着け、
どんな名刀を佩いているか、
どの場面でどんな武具を使ったのか?
「ゆみよりもォ、てッぽうゥ?」
「ぐるるる?」(←訳:刀より槍?)
最先端の武具や
流行りの鎧に身を固め、
いざ戦場へ!
と行きたいけれど、
これが一筋縄ではゆかないのよね。
軍令・軍法が
たーくさんあって、
このルールを破ったらアウト!
抜け駆け厳禁!
なんて規則尽くめで。
毎日のゴハンだって、
おろそかには出来ないわ。
陣中や野営場所へ、
朝も夕も食糧を運んで、
馬や荷車のメンテナンスも
サボれないし。
「……やぱりィ、せんそうゥよりもォ~」
「がるるぐるる!」(←訳:平和がいいね!)
読み進むうち、
天下統一まであと数歩に迫った
織田信長公の艱難辛苦が
少しばかり見えた……気がしてきます。
兵を動かす。
他国へ攻め入り、
戦さをして、勝つ。
そのはてに、
ようやく大名への道が、
将軍や大臣や関白への階段が整い、
しかし、
昇り詰めてはみても、
眼前に広がるのは……?
「さきゆきィ~ふめいィ?」
「ぐるる!」(←訳:闇かも!)
歴史の流れからではなく、
ときに軽んじられがちな
“細部“から歴史を見直す
大名さんたちのリアルワールド。
歴史好きな方々に
おすすめの一冊です。
もしもあの日、
京の街が平穏な朝を迎えられていたら……
などと夢想しながら、
みなさま、ぜひ♫